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放浪記 第三百四話 旅路の証人 限定
約4分 · 1,875字

ロンドンへ

ロンドンへ向かうために酷暑のデリーを素早くくぐり抜けて、飛行機へと向かった。

ロンドン行きのチケットはずいぶん前にとっていて、トルクメニスタンという全く訳のわからない国を通っていく。

一番安い航路だったからとったのだが、トルクメニスタンの訳の分からなさが気に入っていた。

イランとアフガニスタンの上にある元ソビエトの国で、その未知具合が旅心を刺激した。

ロンドンでは、親友のNちゃんが待っていてくれる。

Nちゃんは僕よりも8つ上の29歳で、去年のゴアでは僕のことを弟のように可愛がってくれていた。

僕たちは笑いのツボとセンスが非常に良く似ていて、お互いにノリ出すと笑いの渦が止まらなくなる。

Nちゃんは今年はゴアへ来ずにバリへ行ったので、一緒に時間を楽しむことはできなかったが、これからはロンドンで散々遊ぶことができそうだ。

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