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ゴアに目覚める話9 ゴアに目覚める話9

放浪記 第百二十六話 旅路の証人 限定
約4分 · 2,227字

ゴアを旅する者達

インドで出会う旅人は面白い人たちが多かったが、ゴアで出会う人は個性が一段抜きんでていた。

それは恐らく、ゴアには60年代から社会から逸脱した人が集まって来ているので、その影響に感化されるという事もあるだろう。

他には、出会うにはある程度の時間が必要なので、長居をする人同士だけが出会い、基本的にすぐに移動をする旅人には出会うことはない。

長居をする人というのは時間や感覚にゆとりがある人が多く、移動を繰り返す旅人よりも深みがあるのかもしれない。

旅人の中には、僕やYさんのように最初からゴアに長居するつもりでやって来た者もいれば、TちゃんやNちゃんのように長居するつもりは無くも沈没してしまう者もいる。

12月の半ばになる頃には日本人同士の友人の輪は大きくなり、三十人から五十人くらいはお互いに見知り合っていたんじゃないだろうか。

僕たちは特殊な一体感を共有していた。

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