サハラ砂漠のオアシスで共同生活する話5(放浪記393)

 

Oちゃんの武勇伝

 

オーストラリア人のOちゃんの旅の武勇伝は、聞いていて驚かされることが多い。

だが彼女のその見た目は、厳つい武勇伝とは反比例して、若くて美人の白人女性だ。

ジャニスさんのようなド派手な厳つさはなく、家庭的な雰囲気すら併せ持つ。

 

そんな彼女は、ロンドンからモロッコまで無一文でヒッチハイクして来たというのだ。

正確には無一文ではなく2万円ほどの所持金を持っているようだが、それは最後の非常時のために取って置いているらしい。

実質的には無銭旅行だ。

 

 

ヒッチハイク

 

女の子一人で旅をして、ヒッチハイクだけでモロッコまでやって来たというのは、かなり刺激される話だ。

彼女は、誰であろうと世界中を自由に旅することができるという事実を体現している。

 

だが、Iちゃんは、即座に「無理無理、絶対無理」と即否定していたが、その気持ちはよくわかる。

 

ヒッチハイクの話を聞いて、皆が最初に質問するのは危なくないのか?怖くないのか?ということだ。

彼女の答えは、経験と知識と信頼を持っていれば問題ないとのこと。

 

 

テクニック

 

女性が安全にヒッチハイクするためには一つだけ守るべきルールがあるという。

それは、男性一人が運転する車は避けるということ。

 

彼女のヒッチハイクのスタイルはとても単純だ。

車が近くまで来るのをみて、運転している人の雰囲気を見てから親指を上げるのだという。

 

運転手の雰囲気がいい感じで、家族連れだったりカップルだったり友人同士だったりすると、迷わずに親指を上げるという。

逆に雰囲気が悪かったり、男性一人で運転している車は絶対に避けるという。

 

その単純なルールを守るだけで、なんの心配もいらないという。

あとは宇宙を信頼して、旅がうまくいくことを祈るだけだという。

 

実際に彼女は何年も安全にヒッチハイクで無銭旅行を続けているのだから、説得力がある。

 

 
 
 
前の記事 | 次の記事

 

 

当サイトは皆様の共有のおかげで成り立っています。

シェアをよろしくお願いします!

 

ホーム » 放浪記 » サハラ砂漠のオアシスで共同生活する話5(放浪記393)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です