トラウマ 初めてのガールフレンドとの時間は順調に進んだ。 だが時間が進むにつれて、自分の中にある矛盾とトラウマに気がつくことになる。 僕は、ガールフレンドとの恋愛関
手紙 とびの仕事を始めてすぐの頃に、インドのゴアで出会った女の子から手紙が来た。 当時はまだEメールなどが一般的ではない時代。 旅人同士が交換するのはメールアドレスやフェイスブックのアカウント
閉塞感 とびの仕事を始めて直ぐくらいから、閉塞感に苛まれ始めた。 日本に帰って来て直ぐの頃は、美味しい日本食を食べて、久しぶりの友人に会って、溜まっていた漫画を読んで楽しい日々を過ごしていたが、そうした享楽
肉体 最初の日々こそしんどかったが、1週間をすぎる頃には僕の二十歳の肉体は簡単に順応した。 日々日々体が強く鍛えられて、より一層重たいものを担ぐ事ができるようになるのが嬉しく、社長や先輩と共同
とび職 とび職の仕事は思っていたよりも上手くいった。 インドの土臭さに慣れた僕には肉体労働者特有のガサツさや乱暴さは逆に心地よかったし、同僚たちのヤンキー的なフレンドリーさは日本
仕事 旅に出る前は、この旅が一度きりの旅で、日本へ帰って来たら一人暮らしをせずに、実家に住みながら音楽制作に集中しようと考えていた。 だが、インドであまりにも衝撃な体験をしたゆえに、インドへ舞
日本行きのフライト いよいよ日本に帰る時が来た。 バンコクの空港から関空へと飛ぶ。 日本食をお腹いっぱい食べるのが待ち遠しく、日本にいない間に進んでいる漫画本の最新巻を読むのが待