ロシアが金本位制に変わると騒がれていますが、残念ながら誤報です。
ロシアが発表したのは、貴金属の購入時にかかっていた20%の税金を排除することにしたということです。
世界の流れ的に、今後は金本位制に移行するのだろうと予測できますが、現時点(2022年3月13日)では、ロシアは金本位制について一言も発言していません。
ロシアは、SWIFTから除外されたり、米ドル決済から脱却したり、中央銀行デジタル通貨を準備していたり、大量の金を保有したりしているので、金本位制のデジタル通貨に移行するのが自然な流れのように思えます。
だけど、現時点では金本位制ではないですし、金本位制に移行することも発表していません。
この手の話題は、金銀に投資していて、金銀の購入代行を運営している身としては切実な話題なので、重箱の隅をつつくように詳しく調べました。
だけど、出てきた情報源は20%の税金を排除したというニュースだけです。
もちろん、貴金属購入時の20%の税金が排除されれば、市民は暴落し続けるルーブルから金に避難するのは当然の流れでしょう。
避難し切った後に、国民の救済策として金本位制に移行すると発表するのかもしれません。
順序としては、一旦ルーブルが完全崩壊してからの金本位制になるのかなと考えてます。
未来のことはなんとも言えませんが、現時点ではロシアが金本位制に移行するという話はありません。
ちょっと気になったので、注意喚起してみました。