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放浪記

20年以上の世界放浪を綴った自伝的連載。各地での出会いと別れ、日々の断片を残しています。

521件の記事 ・ 13 / 22 ページ

ヒマラヤの秋の話27(放浪記232)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 村の中心地から少し離れた山小屋での暮らしは、なかなか心地よかった。 朝起きて、火を起こしてチャイを作る。 その待ち時間にジョイントを巻き、朝の一服をするところから1日が始まる。 お茶を飲みながら朝ごはんを作り、食べ終われば温泉で朝風呂を浴びる。

約3分 放浪記 #232

ヒマラヤの秋の話26(放浪記231)

案の定、インドの歯医者はやはりインドだった。 治療というような概念はそもそも存在しないのかも知れない。 Rさんの歯を見た医師は、即座に歯を抜くことを決めた。 歯を抜く以外の選択肢が存在したのかどうかも怪しいところだ。 医師はぶっとい麻酔注射をRさんに刺して、麻酔が効いてくるのを待

約2分 放浪記 #231

ヒマラヤの秋の話25(放浪記230)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 僕がバシシトにやってきて以来、3ヶ月ほどが経とうとしていたが、この期間中に僕のゴア以来の親友のRさんはずっとブラウンシュガーにハマり続けていた。 他の旅人たちは皆遊びで阿片を嗜んでいるが、Rさんに限っては本気の中毒者だ。 相変わらず昼夜逆転した

約4分 放浪記 #230

ヒマラヤの秋の話24(放浪記229)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) バシシトでは、雨季が終わり、晴れた日が続くと同時に冬が近づいてきていた。 段々と冷え込むようになりだすと同時に、旅人たちの間でブラウンシュガーと言う阿片の一種が流行りだした。 流行っていると言っても中毒のような感じではなく、あくまでも友人同士の

約4分 放浪記 #229

ヒマラヤの秋の話23(放浪記228)

僕たちはパールヴァティ・バレーを十分に楽しんだ後に、またバシシトへ帰ってきた。 住み慣れた部屋と長い付き合いの友人たち、熱々の露天風呂が熱気を持って迎えてくれた。 宿へ戻ると、ゴアにいた時に一時期、隣の部屋に滞在していたUくんが日本からやって来ていた。 彼はドレッドロックスの髪型

約2分 放浪記 #228

ヒマラヤの秋の話22(放浪記227)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 本人自らが山に登り、最高級のクリームを練り上げて、お金を取らずに無料で提供し、一連の儀式を通したあとに皆で吸う。 これ以上ない程の究極のインド大麻体験だった。 最初に火を灯す人は肺へと吸い込む前に空ぶかしをしてチロムのネタ全体に火を回す。 そう

約3分 放浪記 #227

ヒマラヤの秋の話21(放浪記226)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 彼は各地の村々から集めてきたクリームのコレクションを披露してくれる。 それぞれの村では、太古の昔からそれぞれの伝統的な方法で大麻樹脂を作っており、それぞれの個性があるようだ。 彼が、ご馳走してくれたのは、トッシュという村で彼自身が練り上げたもの

約3分 放浪記 #226

ヒマラヤの秋の話20(放浪記225)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 僕たちはマナリからパールバティバレーまでバスを6時間ほど乗り継ぎはるばるやってきたが、残念ながら目的としたパーティーは無さそうだった。 雨が多すぎて、オーガナイズできないらしい。 まあ、雨季にパーティーを開催しようというのがそもそも間違えている

約3分 放浪記 #225

ヒマラヤの秋の話19(放浪記224)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) この村には優しい顔の他に危険な顔もあった。 実質的にこの谷に存在する村の殆どが大麻農家で、殆どの人が大麻関連のことで収入を得ていた。 作物を育て、樹脂を取り出し、扱いやすいように加工し、山奥の村から谷沿いの村へ運び、販売し、さらにインド各地へと

約3分 放浪記 #224

ヒマラヤの秋の話18(放浪記223)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 僕たちはパールバティバレーの中にあるカソールと言う村へとやって来た。 この村が、この辺り一帯の旅人の中心地となっていて、面白い変人たちが世界中から集まって来ている。 得てしてアジアを旅する人は変わり者が多く、中でもインドにやって来る旅人は変わり

約3分 放浪記 #223

ヒマラヤの秋の話17(放浪記222)

パールバティ・バレーは旅の初心者には知られていないので、ここへくる旅人はマナリよりももう一段年季の入った旅人が集まって来ている。 例えるなら、一桁年の旅人はマナリへ集まり、二桁年の旅人はパールバティへ集まる。 このブログを読んでいる人は旅の世界を知らない人が殆どだと思うので、「二

約3分 放浪記 #222

ヒマラヤの秋の話16(放浪記221)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 僕の滞在していたマナリは大麻の名産地だが、インド最大の名産地はパールバティ・バレーに譲らなければならない。 そこは、マナリの街からバスで南へ数時間下ったところにある谷で、数多くの村々が点在している。 この谷の名前のパールバティはシヴァ神の奥さん

約3分 放浪記 #221

ヒマラヤの秋の話15(放浪記220)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) Bくんの話によると、僕が脱出した後も皆はダラダラと待ち続けていた。 無為に待ち続ける時間に業を煮やしたHくんが警官と話をつけに行く。 Hくんは2度目のマナリで、事情をよく分かっているし、英語も堪能なので交渉役としては最適だった。 だが、元プロボ

約3分 放浪記 #220

ヒマラヤの秋の話14(放浪記219)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) Yさんは、警察が来るかもと察知した時点で、自分の持っていた大麻樹脂をベンチの裏側に貼り付けた。 上質な大麻樹脂は油分を含んでいて、練り消しのようにネットリと物にひっつく。 彼は、パーティーが警察に囲まれて、身分証を持つものと持たぬものに分けてい

約3分 放浪記 #219

ヒマラヤの秋の話13(放浪記218)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 警察署に着くと、それぞれが書類にサインさせられる。 氏名とパスポートナンバーを紙に書いて終了だ。 それで、全部終わるはずだったが、無為に待たされ続ける。 気がつくとイスラエル人のカップルも逃げ出していて、とうとう残っているのは日本人だけになって

約3分 放浪記 #218

ヒマラヤの秋の話12(放浪記217)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) チベット人のオーガナイザーたちは森の中へ飛び込んで、振り向きもせずに一目散に森の中を駆け下りる。 すると案の定、後ろから警官の集団が出て来てパーティーの中止を告げた。 この時に僕もチベット人たちと一緒に森を駆け下りると良かったのだが、大した危機

約4分 放浪記 #217

ヒマラヤの秋の話11(放浪記216)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 今回のパーティーはチベット人の若者たちによる主催だった。 いつもの行きつけのレストランの息子や彼のヤンチャな悪友たちが、ホテルと話をつけてパーティーを開催した。 僕たちはオートリクシャーで、谷の反対側のオールドマナリの村まで行き、ホテルで入場料

約4分 放浪記 #216

ヒマラヤの秋の話10(放浪記215)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) この時期の僕の旅行記の話は、どうしても自主規制しなければいけない話ばかりになってしまう。 無料記事の読者や、ドラッグ話に興味がない方には申し訳ないが、自分が体験したことを出来るだけありのままに共有したいので、まだしばらくお付き合い頂きたい。 こ

約3分 放浪記 #215

ヒマラヤの秋の話9(放浪記214)

前回のインドで、ゴアに滞在していた時に、3ヶ月ほどの間に毎日一緒に遊んでいたYさんがバシシトへとやって来た。 彼は日本で映画関係の仕事をしながら、次の年のゴアへ向けて着々と準備を続けていた。 彼はその才能を使って、次のゴアシーズンでドキュメンタリー映画を撮りたいと考えているのだ。

約3分 放浪記 #214

ヒマラヤの秋の話8(放浪記213)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 僕はパーティーで踊って汗だくになっていたし、パーティー後の温泉は格別に気持ちいいので、LSDが少しキマった状態で一人で温泉へと向かった。 バッドトリップの二人にはまだ温泉に行く余裕はない。 気持ちよく汗を流し、温泉を楽しむ。 だが、二人のことが

約4分 放浪記 #213

ヒマラヤの秋の話7(放浪記212)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) Bくんにとっても初めてのLSDだったが、彼はLSDとの相性が良かったらしく、スピーカー前でガン踊りして楽しみまくっていた。 そこへ、焦燥して真っ青のFくんが助けを求めてやってくる。 何かやばいことになっているのを察知したFくんは、スピーカーから

約4分 放浪記 #212

ヒマラヤの秋の話6(放浪記211)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 強めのLSDを取ったFくんは体育会系のパーティー乗りではしゃぎ続ける。 勢いに乗って弾けた彼は、スピーカー前で激しく踊り、例の厄介なパーティー・ババとぶつかってしまう。 通常はパーティーで踊っていてぶつかっても、よくある話なので、お互いににこや

約3分 放浪記 #211

ヒマラヤの秋の話5(放浪記210)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) インドではおじさんの事をババと言い、それは男性全般をさす時もあり、英語でミスターなどと呼びかけるような使い方もされる。 そして、遊行僧のサドゥーをさしてババと呼ぶこともある。 サドゥーをさす場合にはヒンドゥー教の中の宗派をさして呼ぶことが多く、

約4分 放浪記 #210

ヒマラヤの秋の話4(放浪記209)

ゲストハウスに新しい二人組みの日本人がやってきた。 彼らは幼少時からの親友で、体育会系のノリ。 実際にそういった大学を卒業したらしい。 年長の一人は、頭が良く面倒見の良い、人間的に大人なタイプのBくん。 もう一人は、Bくんの弟分で、だらしなく甘えん坊だが愛嬌のあるFくん。 二人は

約3分 放浪記 #209