巡礼の旅に出ます! Release the attachment!

 

実は明後日から巡礼の旅に出る計画をしてるんです。

巡礼って言うほどの厳かな物でもないんだけど、ちょっとした巡礼なみの心理的効果を期待しています。

期間は3週間ほどなんで、そこまで大ごとのイベントって訳でもないんですが、内容が内容なので人生における重要な転換点にしていこうと思ってます。

 

今回の旅にはタイトルがあって、「Release the attachment!」(執着を手放そう!)という物です。

道中色々としんどいことがあるだろうけれども、執着せずに状況に適応して、不必要なものは手放して日々を楽しもう、といった意図が込められています。

 

僕のパートナーはこのロードトリップをビデオに撮って、「Release the attachment!」のタイトルでYouTubeに投稿しようかなどと考えています。

 

 

 

ロードトリップ

 

 

メキシコ南部の山間部から150ccのスクーターにパートナーと二人乗りして、山脈を超えて大西洋側に向かう。

途中に10日間の沈黙瞑想コースを挟んで、またスクーターで帰ってくるって予定です。

 

今回の目玉は、スクーターで移動してキャンプするってところですね。

途中で3000メートル級の山脈を越えるので、移動中の防寒具も必須だし、睡眠時の防寒具も必須。

結構な荷物がある上に、スクーターに二人乗りなので、重戦車のような趣になりそうです。

 

全部で700キロ近い道程を6日に分けて走破する予定で、1日あたりの走行時間は3時間から5時間を予定しています。

1日あたりの距離は大したことないんだけど、山道を抜けるし、休憩も挟むので、ゆっくりゆっくりと旅しようと思ってます。

 

毎日水場の近くの滝、湖、ビーチ、ダムなどにキャンプする予定で、1日1回1泳ぎする感じです。

僕たちが住んでるのは超山奥で標高の高い寒い地域なので、暖かい地域でキャンプして毎日泳ぐってのはそれだけで気分が盛り上がってきますね。

 

道中は時間節約と荷物節約、そして体内クレンジングの目的も併せてローフードダイエットみたいな感じにしようと思ってます。

途中で気になる屋台やレストランとかがあれば利用するけど、基本的には生野菜をボリボリ食べて、体の調子を瞑想向けに整える感じになりそうです。

 

 

 

瞑想コース

 

 

そして、6日目にたどり着くのが瞑想センター。


僕はかれこれ15年ほどヴィパッサナー瞑想という瞑想をやってるんだけど、今回はその瞑想の10日間集中コースに参加します。

今回で14回目なので、ベテランなほうです。

 

1日10時間の瞑想を10日間、100時間の瞑想体験。

9日間は完全に沈黙で、誰とも視線を合わさないので、とことん自分に直面することになります。
 

 

 

 

執着との向き合い

 

 

この瞑想法は一般的にマインドフルネス瞑想とか言われてるやつで、頭をスッキリさせて集中力を高める効果があることが知られています。

だけど、15年間の経験から言わせてもらうと、単に集中力を高めるとかいう次元の話ではなくて、過去のネガティビティを浄化して生まれ変わらせるほどの効果があるんです。


この瞑想法は、ブッダが発見した方法なんだけど、何もせずにただ座って頭の中に浮かんでくる事柄に対して、なんの反応もせずにただ観察し続けるという物です。

10日間も何もせずにただ座っていると、ありとあらゆる記憶が浮かんできます。

嫌な思い出、楽しかった思い出。


さらには想像力が未来へ引っ張ります。

あらゆる期待と不安。

 

頭の中を巡る事柄に対して、執着を捨てて反応せずにいることができると、それらの記憶や想像が自分に対して影響を及ぼすことがなくなります。

記憶は記憶で存在してるし、未来を想像することは無くならないけれど、それらに対しての嫌な気分や不安や期待に振り回されることがなくなります。

 

過去に嫌なことがあったのは事実だけど、それらに対してトラウマ反応してしまうことがなくなる。

未来に過大な期待を持ってしまうけれど、それらに対して希望を持ちつつも現在の日々を着実に歩めるようになる。

未来の不安な可能性の存在を知りながら、必要な対処をあらかじめ行うことができる。

 

これらの要素の鍵になるのが、執着なんです。

基本的には自身のエゴに対する執着ですね。

この辺の話は「言うが易し行うが難し」なんですが、この執着に関して瞑想は非常に大きな助けになります。

 

 

 

瞑想良いよ

 

 

この瞑想法に関して色々とシェアしたい話があるんですが、ちょっと話が長くなりすぎると思うので、またいつか別記事にしたいと思ってます。

とりあえず、こちらの記事をどうぞ。

 

 

僕がいつも行っているゴエンカ氏の運営する瞑想センターは、宗教色が少なくて、宗教臭さを嫌う旅人たちに愛用されています。

原始仏教とかになるんでしょうか。

僕的には瞑想技術を正確に教えてくれる場所みたいな認識でいます。

参加費用はコースを修了した人からの寄付金しか受け付けてないので、初回は実質的に無料です。

不安に苛まれている方は挑戦してみることをお勧めします。

 

 

帰路

 

 

それでまぁ、6日間のロードトリップ/巡礼を終えて心身ともに整ったところで瞑想コースに参加するので、意識のかなり深いところまで潜れるんじゃないかと期待しています。

普段は1年に一回くらい参加してたんだけど、コロナ禍では、マスク規制とかソーシャルディスタンスとかがウザかったので、ここ3年ほどは瞑想コースに参加してませんでした。

しかもこの3年間は、パートナーと暮らしていて、あらゆるドラマやストレスを経てきたので、3年分の溜まった心の垢を洗い流すのに効果がありそうです。

僕たちのリレーションシップも今回の巡礼を機に新たな章に突入する予定です。

 

瞑想コースが終わった後もまた往路と同じようにスクーターのロードトリップで帰ってきます。

往路は山岳部とビーチがメインだけど、復路は内陸部の遺跡や谷間の道から帰ってきます。

この巡礼で、メキシコの中央部を巡るかんじですね。

 

ロードトリップ、キャンプ、水泳、ローフード、瞑想コース、などなどと色々と盛りだくさんなので、得るものも大きいんじゃないでしょうか。

 

 

帰ってきたらまた、WTMまとめをやったり、記事を書いたり、自給自足に向けてDIYする日々に戻ります。


ここ最近は世界情勢が荒れまくってるんで、もしかしたら瞑想中にも大きな出来事とか起こったりするんじゃないかなと想像しています。

自分の見てないところで世界情勢が進展するのは、見逃した感じがしてあまり嬉しくないんだけど、執着を手放して乗り切る予定です。

 

道中に写真とか投稿すると思うので、興味のある方はこちらからどうぞ。

 

 

 

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