タッカー・カールソン氏によるイーロン・マスク氏へのインタビュー(一部抜粋)

 

皆さんこんにちは、Qリプトラベラーです。

 

かねてから予告されていて気になっていたインタビューが公開されたので、音声を抜き出して翻訳しました。

 

全編は有料動画になるので、一部抜粋したものを翻訳します。

 

元動画はこちらからご覧いただけます。

 

インタビューでは、政府がツイッターの個人アカウントたちのDMを覗き見していたことなどが暴露されています。

こんなインタビュー内容をアメリカの一般市民が見ていると考えるとワクワクしますね。

 

それでは早速翻訳していきます。

 

 

タッカー:

イーロン・マスクがツイッターを買ったのは、彼がツイッターを使っているからです。

それほど単純な話です。

そして、言論の自由を強く信じていたネット上の人々を黙らせようとするツイッターの取り組みに激怒し、440億ドルを支払い、それで何百億ドルも失いました。

彼が買収してからカーテンの裏側を見ると、実はツイッターは世界の諜報機関が人々をスパイしてプロパガンダを行うツールであることがわかりました。

これがその内容です。

あなたはツイッターを買ったことで有名ですが、他にもたくさんのビジネスがあり、いろいろなことが起こっていますね。

あなたは言論の自由を信じるから買ったと言っていましたね。

買ってからいろいろと面倒なことがあったようですが、振り返ってみると買う価値はあったのでしょうか?

 

 

イーロン:

これが金銭的に賢いかどうかは割とすぐ読めました。

現状ではそうです、利益は出ていません。

買収額の半分以下で評価し直しただけですからね。

広告費の相場が急落する直前だったので、オファーがあったタイミングとしては最悪でした。

 

 

タッカー:

あなたは、高いブランドイメージを持っていますね。

 

 

イーロン:

そうなんだ、だから私は本当の天才に違いない。

私のタイミングは素晴らしいです。(笑)

本来買うべき値段の2倍以上の値段で買われてるでしょ? 

でも、価格だけでは語れない物もあります。

だから、私が損をしようがしまいが、それは民主主義の強さを確保することに比べれば二次的な問題なのです。

言論の自由は、民主主義が機能するための基盤なのです。

そして、その言論はできるだけ透明で真実である必要があります。

ですからツイッターでは、できる限り真実を伝えることを強く求めています。

コミュニティノートという機能がありますが、これは素晴らしいですね。

 

 

タッカー:

今朝見ましたよ。

ニューヨーク・タイムズよりはるかに正直でしたよ。

 

 

イーロン:

だからすごいんだ。

ええ、私たちは、コミュニティノートがゲーム化したり、偏見を持ったりしないように、多くの努力を払っています。

最も正確なものは何かということを単純に考えているのです。

そして、時には真実は少しつかみどころがないものですが、それに近づくことを目指すことはできるのです。

そうですね、コミュニティノートの効果は、人々が思っている以上に強力だと思います。

なぜなら、ツイッターのコミュニティノートで指摘される可能性があると知れば、自分の発言をより慎重に考えるようになるからです。

それは真実であろうとするためのベストな方法でしょう。

 

 

タッカー:

しかし、あなたがこれに飛びついたとき、それを買ったときのことですが、もちろんその重要性を明確に理解していなければそれを買わなかったでしょうが。。。

 

 

イーロン:

ツイッターのことですか?

 

 

タッカー:

はい、ツイッターは最大手ではないけど、ソーシャルメディア企業の中では最も重要な会社です。しかし、国の権力中枢からの攻撃に直面するような獰猛さを理解していたのでしょうか?

 

 

イーロン:

おそらく否定的な反応もあるだろうと思っていました。(笑)

だから、きっとみんな、このままでは喜ばないだろうと思っていた。

しかし結局のところ、国民が喜んでくれるなら、それが重要なことなのです。

そして、国民は行動で語ります。

つまり、その製品が便利だと思えばもっと使うだろうし、便利でないと思えば使わなくなるだろう。

彼らが、これが最高の真実の情報源だと感じるならば、もっと使うことでしょう。

そして今、ツイッターで自由な影響力を持つことに慣れていた多くの組織は、もはやそのような力を持つことはないでしょう。

 

 

タッカー:

今朝(ツイッターで)、ニューヨークタイムズのバッジを剥がして(コミュニティノートでNYタイムズに対してファクトチェックしたこと)、彼らのことを下痢と呼んでましたね。 (爆笑)

 

 

イーロン:

彼らのフィードは ツイッターの下痢に相当しますと言ったんです。

 

 

タッカー:

そうですか、それは文字通り下痢ですね。

 

 

イーロン:

いや…比喩だ…だが正確だ。

つまり、NYタイムズを見てみると、ツイッターのフィードが読めないんだ。

なぜなら、彼らはすべての記事をツイートしているからです。

たとえつまらないものでも、新聞に載らないようなものでも。

だから、1日に何十万件ものツイートがノンストップで行われ、しかも、トップ・オブ・ザ・トップ・ツイートとでも言うべきものがない。

その日の大きな話題のひとつを、10個とか、管理しやすい数で紹介すればいいんです。

今、NYタイムズのツイッターをフォローしていると、1日に何百というツイートが流れてきて、フィード全体がNYタイムズで埋め尽くされてしまいます。

つまり、これは私がすべての出版物に推奨することなのですが、主要なフィードには、最高のものだけを載せるということです。

ツイッターの使い方については、私も多少は知っているつもりです。

買収が完了する前、私はフォロワー数が最も多いわけではなかったのですが、インタラクション数は最も多かったのです。

だから、ツイッターの使い方がよくわかったんです。

人の注意力は限られています。

だから、最も重要なものをそこに置くようにすればいいのです。

 

 

タッカー:

あなたやあなたのような人たちがツイッターで交流していることが、世論を形成する上で非常に強力なものであることは明らかです。

多くのアイデアやトレンドが生まれる場所です。

そして世界中の諜報機関が集まる場所でもありますよね。

私たちが情報を知り始めてから分かったことのひとつは、彼らがツイッターの内部から影響力を行使していたということです。

 

 

イーロン:

つまり、とんでもないことだったんです。

 

 

タッカー:

それらのことまで知っていたんですか?

 

 

イーロン:

いいえ。私は2009年からツイッターのヘビーユーザーなので、まるでマトリックスの中にいるような感じなんです。

つまり、物事が見えるんです。

物事が正しく感じられるか、感じられないか。

どんなツイートがおすすめとして表示されているか?

アカウントがコメントをしているとき、そのコメントが本当に似ているような気がするんです。

そして、そのアカウントを見てみると、明らかに偽物の写真だったりする。

そして、明らかにボットであることが何度も何度もわかる。

それで、ツイッターの状況がどんどん不安になってきたんです。

いつも見知らぬ土地にいるような気がしてきたんです。

このプラットフォームには何か違和感がある。

漂っているようで、正確にはわからないのですが、悪い方向に漂っているような気がしていました。

そして、取締役会や経営陣との会話で、その直感が確信に変わったような気がします。

しかし、基本的には、この人たちはツイッターを修正することに関心がないのだと確信しました。

そして、彼らとの会話から、自分が向かうべき方向について嫌な予感がしたのです。

だから、買収が可能かどうか試してみることにしたんだ。

さて、私はそれを取得するのに十分な現金を持っていませんでした。

だから、他の人からのサポートが必要だった。

既存の投資家からも多額の借金をする必要がある。

それで、買収が成功するかどうかは私にはわからなかった。

でも、やってみようと思ったんです。

そして、それは成功したと思います。だから今ここにいるんです。

 

 

タッカー:

しかしそこに行って、突然ツイッターが自分のものになり、サーバー上のすべてのデータは自分に反応し、何が人々のものであるか、それが何であるかを見ることができ、彼らが何をしてきたか、誰がそこで働いてきたかを見ることができ、様々な諜報機関がその運営に影響を与えていたことを知り、ショックを受けたのですね。

 

 

イーロン:

様々な政府機関が連邦政府としてツイッターで起こっていること全てにフルアクセスできるようになっていた度合いに、私は驚かされました。

そんなことは知りませんでした。

 

 

タッカー:

その中には、人々のDM(ダイレクトメッセージ)も含まれているのでしょうか?

 

 

イーロン:

はい、DMは暗号化されていませんから。

なので、DMを暗号化する機能を最初にリリースすることにしました。

 

 

タッカー:

かなりの重大問題ですね。

というのも、多くの有名人、記者、情報源と話す政府関係者、世界の富裕層がDMでやり取りしており、明らかにDMが安全だと言う仮定は間違っていましたが、それはプライベートなものであり、様々な政府によって読まれているということだったのです。

怖いですね。

 

 

イーロン:

そうなんです。だから、DMを暗号化するオプションがあってもいいと思います。

つまり、DMの会話は、友人とチャットするようなものが多いんです。

重要ではありません。

今月末から来月にかけて、暗号化のオン・オフを切り替えられるようにしたいと思っています。

つまり、ある種の会話をしているときに、暗号化をオンにしておけば、ツイッターの誰にも見せないことができるのです。私の頭に銃を突きつけられても、私にはあなたのDMの中身を知ることはできない。銃を突きつけられても、DMの中身を知ることはできないという事実は、中身を知ることができないと言う立派なリトマス試験紙になると思います。

 

 

タッカー:

これをやっていて、各国政府からクレームが来たことはないですか?

 

 

イーロン:

私に直接苦情が来たわけではありません。

間接的な苦情を受けたことはあります。

人々は私に直接苦情を言うことを少し心配しているのだと思います。

万が一、私がそのことをツイートしてしまったらと考えて、そうでしょう?

だから、もっと遠回しに言おうとしているんです。それよりも、もし私がアメリカ政府から違憲のものを受け取ったとしたら、私の返事は憲法修正第1条のコピーを送ることです。

そして、この中のどこが間違ってるんだ、みたいなことを言えばいい。(笑)

あなたはたくさんの数字を持っています。

私たちは間違っているのでしょうか?

 

 

タッカー:

当たり前のことなんですが、あなたは他の事業でも公共の場にに立ってますよね。これは視聴者がフォローしていない場合に備えてのことですが、これは、憲法修正第1条を守るために立ち上がるジャーナリストのようなものではありません。

あなたは政府と大きな契約を結びながらも、政府に対して中指を立てている(喧嘩を売っている)人なのです。

ツイッターは今回の大統領選挙で、過去数回になかったような中心的存在になると思いますか?

 

 

イーロン:

私はツイッターが選挙において重要な役割を果たすと考えています。それは国内だけでなく国際的にも言えることです。

新しいツイッターの目標は、できるだけ公平で均等なものであることです。

だから、どんな政治的イデオロギーも優遇しない。

しかし、ただ豊穣的であることです。

 

 

タッカー:

なぜFacebookはこれをやらないのでしょうか?

ザッカーバーグはこう言っていますし、私は額面通りに受け止めています。

彼は検閲を好まない、ある種の昔ながらのリベラルなのです。

しかし彼は、なぜそのような会社が、アメリカの伝統的な政治や習慣に根ざした、言論の自由を求めるあなたのような立場を取らないのかと言ったのです。

 

 

イーロン:

私の理解では、ザッカーバーグは前回の選挙で4億ドルを費やしました。

名目上は投票率アップキャンペーンですが、実際は根本的に民主党を支持するために費やしたようです。

それは正確なのでしょうか、それとも正確ではないのでしょうか?

 

 

タッカー:

それは正確です。

 

 

イーロン:

あなたには、それは政治的偏りがないように見えますか?

 

 

タッカー:

いいえ、そうは見えません。

つまり、Facebookが非同盟の裁定者としてこの問題に取り組むという希望は見いだせないということです。

あなたはドナルド・トランプのツイッター復帰を許可しました。

しかし、彼はその申し出を受け入れず、自分自身の権利を主張しています。

彼がツイッターを再開すると思いますか?

 

 

イーロン:

まあ、それは明らかに彼次第です。

私の仕事は、言論の自由を守ることです。

非常に真剣に取り組んでいます。

だから、私はドナルド・トランプに投票したわけではありません。

私は実際にバイデンに投票しました。

私はバイデンの大ファンだと言っているわけではありません、それは正確な表現ではありません。

しかし、あなたが知っているように、我々はこれらの大統領選挙で困難な選択を持っています。

私は率直に言って、普通の人を大統領にしたいです。

常識のある普通の人、その価値観が国の真ん中にあたりにある人です。

そうすれば、素晴らしいことになると思います。

そう、あまり面白味のない大統領です。

これは率直な感想です。

 

 

(後半に続く。。。)

 

 

 

イーロン・マスク氏が主導してツイッター内部の詳細を暴露したツイッターファイルを全編完全翻訳しています。

ツイッターファイル全記事

 

 

僕は、市民ジャーナリズムに携わっていて、We The Media 日本語版という以前にツイッターから追い出された50人ほどの市民ジャーナリストが集って発信しているニュースサイトの日本語版まとめを有志たちと行っています。

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