サハラ砂漠の滝でキャンプする話4(放浪記425)

 

日本人同士

 

Yくんは英語がペラペラだし、Iちゃんもモロッコに来て以来、英語がどんどんと上達して行っていて、みんなと会話を楽しんでいた。

 

僕も、モロッコに来て以来、ものすごい英語の上達があったが、元来は中学の英語のテストで1点をとった身である。

十倍に上達しても10点程度のものなので、そこまで自由に英語を話すことができなかったので、ある種の不満を抱えていた。

 

だが、今は日本人同士なので、言葉が自由に通じる。

 

久しぶりに気兼ねなく自由に話せる環境は、僕たちのキャンプの楽しみを倍増させていた。

 
 
完全版へつづく。。。
 
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(内容転載禁止 法的対処有)

 

 

満月

 

僕たちがキャンプをする目的は、自然を楽しみたかったと言うのもあったが、満月を祝いたかったと言うのもあった。

 

僕たちサイトランス旅人が満月を祝うのは、LSDを通してである。

 

最高に美しい、砂漠、オアシス、滝、湖と言う環境で、LSDをとってぶっ飛んで満月を祝いたい。

その一心が僕たちを一つにまとめ、この滝でのキャンプへと駆り立てていた。

 

先月の満月では、信頼できる友人たちがいて、安定した小屋があったので、安心してぶっ飛ぶことができた。

だが、今回は3人だけで、剥き出しの自然の中にいる。

 

少しの緊張感があったが、あらかじめ準備をしておくことで、不安を取り除いた。

 

 

準備

 

明るいうちに料理をして、いつでも食べられるようにしておき、飲水もしっかりと確保した。

暖かい服もしっかりと準備して、疲れた時のためにベッドですぐに眠れるようにした。

 

そして、いくらでも大麻を吸いまくれるように、タバコなどはあらかじめ燻り、ハシシも揉み解しておいた。

 

そんな完璧な状態で満月を迎える。

 

真っ赤に燃えた夕陽を見送りながら、LSDを摂取する。

 

後ろを向くと、満月が昇ってきている。

 

全てが完璧に整っていた。

 

 
 
 
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