放浪記042

タイ旅行でカルチャーショックをうける話9(放浪記042)

バンコク

 
 
 
バンコクまでやってくると、空の汚さや、人々のせわしなさが目につく。
 
 
 
今までのジャングルビーチの日々とは違って、ちまたにお店が溢れている。
 
自然だけも良いが、都会の便利さや雑多さも悪くない。
 
 
 
散髪屋もあるので頭を綺麗にしてもらうことにした。
 
パンガン島にいた時に頭を丸めようとして失敗していたが、切り傷や日焼けあとも治ってきたので、そろそろタイミングかなと。
 
 
 
理容師のお兄さんも僕のヘンテコな髪型を見て目を剥いて驚いている。
 
仏教国ゆえに頭を剃る事には慣れているようだが。
 
 
 
バンコクについてすぐに、タイ北部へ向かうバスのチケットを取った。
 
 
 
あまり大都会で時間を過ごさずに、タイの山の田舎を先に経験して、最後の日々をバンコクの都会で過ごそうと思っている。
 
 
 
 
 
 

タイマッサージ

 
 
 
時間があったので、ガイドブックを見ながら色々と観光してみる。
 
僕の滞在している、旅人の中心地のカオサンロードから、数分歩いたところにあるお寺でタイ古式マッサージを受けられるらしいので、行ってみることにした。
 
 
 
このお寺では、マッサージを習うこともできるらしい。
 
 
 
日本だと知らないところへ行ったり、よくわからない施設に入ったりするのは苦手で、かなり勇気がいるのだが、こうやって旅行者としてタイにきていると、比較的気軽に知らない場所へ入っていける。
 
タイ人特有のおおらかな雰囲気や、適当な感じが親しみやすくさせているのが大きいとは思う。
 
 
 
こう言った感じで心が開いた状態で生活を送るのは初めてだったので、ものすごく新鮮で心地が良かった。
 
 
 
お寺に着くと、マッサージしてほしい旨を伝え、布団を敷いた部屋に案内される。
 
冷房が効いている。
 
アスファルトの反射熱に蒸し返す通りから入ってくると尚さらに気持ちが良い。
 
 
 
用意されていたシャツとパンツに着替え、剃りたての頭を覆っていたタオルを取り横になる。
 
 
 
マッサージしてくれる坊主頭のお坊さんが、僕の剃りたての頭を見て大喜びしている。
 
僕も仏教徒だと思っているのだろうか?
 
どちらかというとパンクスのつもりなのだが。
 
 
 
心の荒んだスキンヘッドのパンクスの僕でも心が和むほどにタイマッサージは気持ちよかった。
 
 
 
肉体的に気持ちよくて和んだと言うのが初めてだったので、こんな感覚があるのかと驚いた。
 
 
完全版へつづく。。。

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