本文へスキップ

放浪記

20年以上の世界放浪を綴った自伝的連載。各地での出会いと別れ、日々の断片を残しています。

521件の記事 ・ 16 / 22 ページ

日本へ帰国する話4(放浪記160)

いよいよ日本に帰る時が来た。 バンコクの空港から関空へと飛ぶ。 日本食をお腹いっぱい食べるのが待ち遠しく、日本にいない間に進んでいる漫画本の最新巻を読むのが待ち遠しかった。 以前のバイト先の友人にあって、インドでの冒険を話したい、兄とまた一緒に音楽を創りたいなどの色々な思いがあっ

約2分 放浪記 #160

日本へ帰国する話3(放浪記159)

僕がゴアからバンコクへ飛行機で飛ばずに、わざわざコルカタまで列車でやって来た理由は、できるだけ陸路で移動したかったというのが一つ。 もう一つはコルカターバンコク間のチケットが他のインドの都市から飛ぶよりも圧倒的に安かったからだ。 当時は今のような格安の航空券はなく、どの区間を利用

約3分 放浪記 #159

日本へ帰国する話2(放浪記158)

ボンベイからコルカタへ向かう列車は無事に出発し、24時間もの長旅の末にコルカタへたどり着いた。 ゴアでは散々に活動的な日々を送っていたので、いい休憩になったが、流石に24時間も寝台車に横になっていると体が軋む。 コルカタでは以前滞在していたパラゴン・ゲストハウスに滞在する。 もし

約4分 放浪記 #158

日本へ帰国する話1(放浪記157)

ゴアから夜行バスに乗り、インド最大の都市ボンベイへと向かう。 ボンベイに着いて列車を降りた途端、一気にインドの現実へと放り込まれる。 最初は荷物運び人たちによる客引きのラッシュ。 その後は、タクシーの運転手たちによる客引きのラッシュ。 その後にはホテルの客引きが続き、最後は絶え間

約3分 放浪記 #157

ゴアに目覚める話39(放浪記156)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) お金が尽きるまでゴアで楽しみきろうと決めたが、大した貯金があったわけでもないので、いくら節約しても限界があり、2月の後半には帰国の途に着かなければならなくなった。 友人たちみんなが楽しんでいるのに、自分だけ早引けするのは悔しかったが、お金がなく

約4分 放浪記 #156

ゴアに目覚める話38(放浪記155)

前の記事 | 次の記事 クタクタに疲れ果てて家に帰る。 歩いて10秒で家に帰れるのは不幸中の幸いか。 この時の疲れは文字通り限界を超えていた。 明らかにやりすぎてしまった。 パーティー前にすでに限界に近づいていたのに、LSDで強制覚醒して踊り続け、限界を遥かに超えたところで精根尽

約4分 放浪記 #155

ゴアに目覚める話37(放浪記154)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) レイブパーティーの無い日々は1月で終わり、2月になると一気にパーティーが始まりだした。 それに合わせてパーティー好きの旅人たちも帰ってきて、ゴアの変人度が増していく。 年越し前後の雰囲気と大きく変わったのは、年末だけにやってきていた観光客風の人

約4分 放浪記 #154

ゴアに目覚める話36(放浪記153)

僕は、この時期にデビルスティックと言うジャグリングの一種に出会う。 これは両手に細長い棒を持ち、一本の棒を空中で打ちながら落とさずに回したりして遊ぶものだ。 https://www.youtube.com/watch?v=_38vtmlIwSU Rさんがフリーマーケットで見つけ

約4分 放浪記 #153

ゴアに目覚める話35(放浪記152)

以前の記事でゴアに長年住むヒッピーのおじさんCさんの話をしたが、彼の押しの強い個性があちこちで問題を生んでいた。 日本人同士のちょっとした仲違いなどはあったのだが、大きな問題になったのは、アンチ・ヒッピーの思想を持つドイツ人のネオナチ集団に拐われたことだ。 なぜ、ヒッピーだらけの

約4分 放浪記 #152

ゴアに目覚める話34(放浪記151)

ゴアでは変わり者との出会いが多くあったが、中でもBさんはある種の聖者的側面を持っていた。 彼は、僕がゴアへ来る前に滞在していたプーナのアシュラムで、1ヶ月ほどヨガや瞑想をして暮らしていたらしい。 ある時、僕たちがレストランで食事を待つ間にトランプで遊んでいる時に、誰かが超能力テス

約3分 放浪記 #151

ゴアに目覚める話33(放浪記150)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) ゴアギルの48時間もの長時間DJは、確実に人々への意識改革に寄与していた。 僕が常に一緒に遊んでいるYさんにもその効果があった様で、いつもと様子が違っていた。 彼は体力が凄いのでLSDが効きにくいので、このパーティーでは倍の量の2枚のLSDの小

約4分 放浪記 #150

ゴアに目覚める話32(放浪記149)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 世紀末を迎えるパーティーは、ゴアギルのDJにより、パライソで行われる。 クリスマスの最高の興奮が冷めやらぬ間に、またゴアギルのパーティーが体験できることに僕たちは大喜びしていた。 しかも今回は、前回の倍の時間のパーティーが開かれる。 前回24時

約4分 放浪記 #149

ゴアに目覚める話31(放浪記148)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) ゴアのニュー・イヤー・パーティーは、クリスマスと同じくゴアの目玉の一つだ。 だが、目玉といっても知る人ぞ知る旅人たちの間だけの話だ。 地球の歩き方などのガイドブックには、ゴアに人気があったのは昔の話のようなことが書いてある。 実際にガイドブック

約4分 放浪記 #148

ゴアに目覚める話30(放浪記147)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 日本への帰国後のことが頭の隅にあり、うっすらと考えるでもなく思いを巡らせていると、素敵なインスピレーションがやって来た。 以前に考えに浮かんだ、もし自分がこのまま旅を続けると、先輩旅人達のように格好良くなれるんじゃないかと言う思いがより現実味を

約4分 放浪記 #147

ゴアに目覚める話29(放浪記146)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 後戻りができないという感覚を共有していたのは誰もが同じだった。 それほどまでにクリスマスのゴアギル体験は圧倒的だった。 一線を越えてハジけてしまうと、もう元の鞘に収まることは出来ない。 長年かけて学校教育と社会により、整理整頓されて枠に収まって

約4分 放浪記 #146

ゴアに目覚める話28(放浪記145)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) クリスマスのゴアギルのパーティーが終わった日は食事をとって眠りについた。 限界まで酷使しきった脳と身体は一晩の睡眠では回復しきれず、軽い食事を挟んで24時間ほど眠り続けることで回復した。 回復した日は行きつけのレストランへ向かい、友人達とゴアギ

約4分 放浪記 #145

ゴアに目覚める話27(放浪記144)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 僕たちはただひたすら踊り続け、興奮の内に朝を迎える。 日が昇るごとに変わっていく海の色が印象的だ。 周りで踊っている人達の笑顔が飛び込んできて、お互いに目が合う瞬間に自然と笑みがこぼれる。 このタイミングを狙って、DJのゴアギルがより一層と盛り

約4分 放浪記 #144

ゴアに目覚める話26(放浪記143)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) このパーティーでDJをしているゴアギルのDJのスタイルは、現在一般的にイメージされるようなDJのスタイルとは大きく異なる。 当時はラップトップでのDJなどは存在せず、CDを使ったCDJなども無かった。 だからといって世界中からやって来る旅人DJ

約4分 放浪記 #143

ゴアに目覚める話25(放浪記142)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) LSDや大麻の過剰摂取をした場合の多くに、お腹が痛くなることがある。 LSDをとる前に何も食べていなければ問題はないが、この日は午後遅くに友人たちとクリスマスランチをお腹いっぱい楽しんだ。 それがLSDの過剰摂取をしたことで、体の排毒作用が起こ

約4分 放浪記 #142

ゴアに目覚める話24(放浪記141)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 僕は迷う事なくまっすぐにダンスフロアへ向かい、スピーカー前に陣取り、上がりきったテンションを全身で表現する。 水平線に沈む夕日が美しい。 沈む夕日を見ながら気持ちよく踊り続ける。 木のフロアは今までに踊っていたビーチや土やコンクリートなどのフロ

約4分 放浪記 #141

ゴアに目覚める話23(放浪記140)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) ゴアとパーティーとLSDの組み合わせは、多くの個性を覚醒させた。 皆が皆、闇の深淵と人生最高のハイを経験し、世界を旅する者達からインスピレーションを受けて、自分の限界をぶち破っていた。 変化を受け入れて喜び楽しむ土壌が出来ており、僕たちの誰もが

約5分 放浪記 #140

ゴアに目覚める話22(放浪記139)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) 僕たちはパーティー中心の生活を送っていた。 夜にパーティーに行ったとすると、LSDがキマっていて眠れないので、眠るのは次の日の夜。 次の次の日は体も脳みそも酷使しすぎて疲れ切り、全く力の出ない虚脱症状が続いて何もする事ができない。 そして次の次

約5分 放浪記 #139

ゴアに目覚める話21(放浪記138)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) ディスコ・バレーでのパーティーは大盛り上がりで昼過ぎまで続き、大絶賛の拍手と口笛の中、惜しまれながら終了した。 僕は水を飲みにチャイ屋へ戻る以外は、休むことなく最後まで踊り続けることができた。 音楽が止まっても耳が爆音に慣らされてキーンとしてい

約4分 放浪記 #138

ゴアに目覚める話20(放浪記137)

(以下内容転載禁止、法的対処有。) ジョイントを吸い終わり、ごく微量のエクスタシーを囓り、錠剤の苦味をチャイで流し込む。 直径8ミリ程度のLSDの小片をさらに8分の1に手で切り分けるのはもはや不可能で、家でハサミで切り分けて準備しておいた。 その小片の一つを摂取し、ダンスフロアへ

約4分 放浪記 #137