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ロンドンに住む話17(自叙伝321)

 

カーニバル

 

玄関を出た瞬間からすでにカーニバルは始まっていた。

 

いつもの通り道で、人々が音楽に合わせて踊っているのを見るのは、何とも気分がいい。

それは、踊っている人たちも同じなようで、皆が皆満面の笑みを浮かべている。

全くもってイギリス人らしくない光景だ。

 

イギリス人たるもの、曇り空の下で眉間にしわを寄せているべきだが、この日に限っては青空の下で陽気なレゲエのリズムに合わせて横ノリで寛いでいる。

誰もが、普段とのギャップを楽しんでいるようだ。

 

 

別の街角

 

僕たちは、踊りながら歩き続ける。

これはフェスティバルではなくて、カーニバルなので、一箇所で踊るのではなく、踊り歩きをするのが正解だ。

 

いつも行く、近所のスーパーに向かって歩いていくと、またもや別の巨大スピーカーが立ち並び、人々が陽気に踊っている。

 

今度は駅の方へ向かうと、そこでも人々は踊っていて、本当にどこもかしこもスピーカーが立ち並んでいた。

 

それでも、僕たちが歩いているのは、本当に家の近所だけ。

この様子だと、町全体で1000箇所くらいのスピーカーが立ち並んでいるのではないだろうか?

 

話に聞くと、100万人がこのカーニバルに参加すると予測されているらしい。

とんでもない規模のイベントだ。

 

 

街の中心

 

街の中心にある大きな公園に向かうと、大手のテレビ局がセットアップしたステージがあり、有名アーティストがライブを披露するようだ。

 

全てが無料で提供されているのだが、柵の中へ入るのは人数制限されていて、すでに満員すぎて入ることができないので、柵の外からライブを見守ることにした。

 

僕たちのように柵からはみ出した人たちが、ステージ全体を囲い込んでいる。

とにかくどこを向いても、ヒト人ひと。

 

これほどの人数が広範囲にひしめき合っているのを見るのは、生まれて初めてのことだった。

 
 
 
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