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サハラ砂漠のオアシスで共同生活する話28(放浪記416)

 

エコロジー

 

僕はこの共同生活で、非常に多くのことを学んだ。

 

まず、一番大きく影響を受けたのは、エコロジーに対する意識だ。

 

これは2001年の話で、エコロジーと言う話題は、日本では殆ど誰も話していなかった頃の話だ。

僕はエコロジーという言葉や概念は知っていたが、気にしたことは一度もなかった。

 

都会育ちの22歳の若者では、地球全体の未来を考えられるほど成熟してはいなかった。

 

むしろ僕がインドで学んだのは、ゴミを道路にポイ捨てしても気にしないと言うことだった。

実際にインドでは誰も気にしていず、無限に広がる道沿いのゴミは日常の一部と化していた。

 

僕はそれを改善する方法を学ぶのではなく、それを気にしないという方法を学んでいた。

 

 

使命

 

ガンドルフさんは、そんな僕のような自分勝手で自己中心的な若者たちにこの星の未来を拓せるようになるために、エコロジーに対する啓蒙活動を行なっていた。

フェスティバルのオーガナイズもその啓蒙活動の一環だったし、今回の共同生活もその一環だった。

 

彼はその使命のために人生を捧げ、あらゆるものを犠牲にしてこの星のために尽くしていた。

 

その絶え間ない努力は少しずつ成果を上げて、彼の一連の活動に触発されて意識を変えた人はかなりの数に登ると思う。

 

その中でも僕は彼のエコロジー思想に最も影響を受けた一人だと思う。

僕のその後の人生において、地球との共存は僕の人生の重要なテーマになっていった。

 

地球にとって大事なことはなんなのか?

地球と共に生きるとはどういうことなのか?

 

その後の僕の人生は、ガンドルフさんの教えを元に展開されていくことになる。

 

 
 
 
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