この記事は三部作の中編になります。
まだ前編を読まれてない方は先に前編をお読みください。
4 経済危機に備える
コロナ禍での経済政策は、その必然の流れとして経済衰退が含まれています。
それはコインの表と裏のように切っては切れない関係です。
別の言い方をすると、コロナ後の経済衰退はグレートリセット計画の要であり、極度の世界的経済衰退無くしてはグレートリセットは起こり得ないとも言うことができます。
それはグレートリセット=世界的経済衰退と言い換えることもできます。
こちらの経済クラブというYouTubeチャンネルで、支配層とともにヘッジファンドで働いていた方が、大規模な経済崩壊の予想をしているので併せてご覧ください。
色々な形の経済衰退が観測できますが、そこに併せてさらに意図的に経済衰退を推し進める動きが観測できます。
暗号通貨危機
去年話題になったのは、FTX破綻に代表される暗号通貨業界の危機です。
今後どうなるのかは分かりませんが、暗号通貨業界最大の取引所であるバイナンスが米証券取引委員会に調査されています。
その調査の進展具合によっては、暗号通貨業界全体の崩壊を招きうると噂されています。
これらの動きの裏をよく調べてみると、意図的に危機を起こされているのがよく分かります。
FTX破産の件、世間の理解がヌルいので、2011年から暗号通貨と世界の陰謀を調べ続けている私が、本質を解説します
銀行危機
そしてさらに規模の大きな問題が銀行危機です。
最初はアメリカの銀行破綻が起こり、次に世界最大級のクレディスイスの破綻が起こりました。
もちろんこれらの銀行破綻もグレートリセットの一環として意図的に起こされたものです。
こちらの影響はもっと深刻で、なかでも市民が銀行に対して信頼を失っていることが大きな問題の一つです。
銀行運営というのは市民が信頼してお金を預けているから継続できるのであって、市民が銀行に対する信頼を無くしてしまい、一定額以上のお金を引き出してしまうと銀行は破綻してしまいます。
市民の不安が一定値を超えて、人々がお金の引き出しに走ると、銀行が破綻し、そのニュースを見た市民がさらに銀行からお金を引き出し、それによってさらに銀行が破綻するという連鎖が予測されます。
その連鎖による恐慌は恐ろしいものですが、アメリカではバイデン政権が対策を打っています。
その対策とは市民がお金の引き出しに走り、銀行の紙幣が枯渇すると、政府が銀行へ紙幣を供給するというものです。
そうすることで市民がお金の引き出しに走っても銀行は持ち堪えるという算段です。
ですが、その政策では供給する紙幣は一定額だけです。
もしその一定額が尽きた場合にはどうなるのでしょうか?
その段階で市民の不安が解消されていれば良いですが、解消されていなければ進む道は二つ考えられます。
一つは、銀行救済が止まっても、市民はお金を引き出し続けることで、銀行が連鎖的に破綻する。
それはすなわち世界的な経済崩壊を意味しています。
もう一つは、銀行救済に割り当てた紙幣が尽きても、別の供給源を作り出して銀行を救済し続けるという案です。
こちらの選択をした場合に予測できるのが、FRB(連邦準備制度理事会)(中央銀行の元締め)による紙幣の増刷です。
紙幣を刷って銀行の紙幣不足を補えば、一時的に市民の不安が和らぎ、取り付け騒ぎのようなものは収まるかもしれません。
ですが、ここからさらに大きな懸念につながる可能性があります。
ハイパーインフレ
それは、紙幣を無制限に刷りまくることによって紙幣の価値が希釈されて行くことです。
以前は100ドルで買えていたものが、今では120ドル出さないと買うことができないと言ったことが起こってきます。
それはインフレーションと言って常々一般的に起こっている事柄ですが、ここで懸念されるのはハイパーインフレーションという出来事です。
ハイパーインフレが起こると、酷いときには1日で紙幣の価値が半額になると言ったことや、1キロのトマトを買うのに荷押し車満杯の紙幣を担がないと買えないと言ったことが起こるようです。
戦後の日本では4年間の間に物価が70倍になったそうです。
つまり紙幣の価値が70分の1になったということと同義です。
700万円の貯金の価値が10万円の価値にまで希釈されてしまったという話です。
通常ではハイパーインフレは、大規模な戦争の後やアフリカや南米などの第三世界での極端な政策のもとにしか起こらない非日常的なものです。
普通の世界情勢では心配する必要はほとんどないかも知れません。
ですが、現在はコロナ後の世界で、グレートリセットへと突き進んでいる戦時下です。
ハイパーインフレという要素がグレートリセットへと向かうためのステップの一つとして計画に織り込み済みという可能性は大いにあります。
通常ではハイパーインフレが起これば、インフレが起こっている自国の通貨をインフレが起こっていない他国の通貨に両替することで解決します。
ですがグレートリセットでは、一国の問題ではなく全世界同時の国際的な問題に発展する可能性があります。
国際的な問題でなければ、国際的な解決策である新世界秩序への需要が存在しないからです。
ドルの基軸通貨からの墜落
他に懸念されているのが、ドルの基軸通貨からの墜落です。
バイデン政権によりアメリカの力がドンドンと弱まっていて、米ドルの覇権が衰えてきていることが目に見えてきています。
それに代わって台頭してきているのが、中国元でありBRICS新通貨です。
あるいは政府通貨を押し退けてビットコインなどが台頭してくるかもしれません。
ドルの衰弱後に世界の通貨事情がどのように変化するのかは分かりませんが、ドルの衰弱自体は不可避のように思えます。
このことに関して一つ確実に言えることは、ドルの衰弱と同時に世界経済の大混乱が起こるということです。
もしかしたらBRICS側についた国々は混乱を免れるかもしれませんが、米ドルと共に進む欧米諸国や日本は泥舟と共に沈んでゆくかもしれません。
それぞれの国がどのような対処をとるかで状況が大きく変わってくるので、予測をすることは難しいですが、ドルの衰弱が世界経済を大きく揺るがすことだけは間違いなさそうです。
株式の崩壊
株式市場や債権市場の崩壊が噂されていますが、これらのことは起こる起こると何年も言われ続けて来たものの、実際にはなんとか保っているのが現状です。
ですが、それは砂上の楼閣で、いとも簡単に崩れ去ってしまうものです。
特に上記に挙げた銀行危機やドルの衰弱などが引き金になって市場の崩壊につながることは十分に考えられることです。
ハイパーインフレにおいては、株式や債権は強いと言われていますが、グレートリセットのような社会全体がリセットされるような出来事においては、あまり意味がないかもしれません。
経済崩壊への対策
私の考える経済崩壊への最大の対策は、経済システムから離脱することです。
だからこその情報収集であり、田舎への逃げ道であり、食糧備蓄であり、家庭菜園なのです。
私が今住んでいるメキシコの山奥の山岳民族の村は、経済社会とは程遠いところにあります。
非常に不便で、物質社会の恩恵はあまり受けていませんが、その分いざということが起こったときでも、ほとんど影響がないだろうと想像しています。
この記事をお読みの方達へお薦めしたい最大の事柄も、人生のベクトルを完全に変えて、田舎暮らし、自給自足の暮らしへと進むことです。
ですが、そんな方向転換などできない人や、興味がない人が殆どでしょう。
そういう方たちは、これから起こりうる経済崩壊に都会で備える必要があります。
ここで大事になってくるのは、冒頭でもお話ししたように、どの程度の規模の崩壊がやってくるのかという判断です。
20世紀初頭の大恐慌のような出来事なのか?
はたまたリーマンショックのような規模なのか?
グレートリセットがただの経済崩壊ではなく、社会システムの根本的な改革である以上は、過去の経済崩壊と比較した時点で既に予測を大幅に外しているかもしれません。
大事なのは最悪を想定しつつ、中悪の状況にも小悪の状況にも対処できるように準備することだと考えています。
では、考えうる最悪の経済崩壊とはなんでしょうか?
・ドルの崩壊により、世界同時ハイパーインフレが起こり、全ての紙幣の価値が無に帰すことで、物々交換が必需品入手の手段になる。
・銀行が崩壊し、株式市場が崩壊し、ほとんどの会社が倒産し、ほとんどの人が失職する。
・貨幣に価値がなくなるため、貨幣で給料を貰う人が働かなくなるので、社会全体が回らなくなる。
などの事柄が予測できます。
これらの事態が起こったときに世間から隔離された安全な場所で数週間を過ごすことができれば何も問題はなさそうです。
なのでやはり、基本は食糧備蓄と日常品備蓄になるかと思います。
貴金属備蓄
そして生活必需品を備えた上でさらに活躍するのが、貴金属備蓄です。
そこにはいくつかの理由があります。
金や銀は歴史上において常に価値保存の手段として重宝されてきました。
一方で貨幣というものは生まれては消えてゆきを繰り返しています。
調査によると貨幣の平均寿命は27年だそうです。
長く続く貨幣でも100年もすれば寿命がきてしまい、消え行き覇権を譲ってゆきます。
1921年から覇権を握った米ドルは今年で102年目に入るので、寿命を終える時が近そうです。
そのように一定の寿命の後に消えていく貨幣ですが、一方の金と銀は価値が無くなったことがありません。
人類の長い歴史上において一度も価値を失ったことが無いのです。
食料備蓄などは、長く保存できる乾物などであっても時間と共に劣化していき、少しづつ物質としての価値が減っていきますが、金や銀は物質としての価値が減ることはありません。
そう言った点なども歴史的に価値を認められてきた理由の一つです。
それゆえにハイパーインフレや経済崩壊が起こるときには、人々は資産を貴金属へと変えて価値を保存しようとします。
貴金属への投資には上場投資信託(ETF)や銀行が管理する金積立などもありますが、グレートリセットにおいてはそれらの紙の上での資産やコンピューターの中の数字はリスクでしかないので、全くお勧めしません。
なぜならそれらのETFを運営する会社や銀行は破綻してしまうかもしれないし、それらの会社が破綻したときに補償するはずの保険会社や政府機関も破綻してしまうかもしれないからです。
さらには、政府によって高額の税金をかけられたり、なんらかの理由をつけて没収されてしまう可能性もあります。
なので、圧倒的に貴金属現物の備蓄をお勧めします。
貴金属備蓄における金属の種類
貴金属備蓄の一般的な種類としては、金、銀、プラチナ、パラジウムなどが挙げられます。
ですが、プラチナ、パラジウムなどは投資対象としては、工業的需要や値上がり幅などを考慮すると良い投資先になりますが、備蓄手段としてはあまり優秀とは言えません。
というのも、グレートリセットに備えて備蓄する目的の一つが物々交換での利用にあるからです。
物々交換においては、より一般的な金属で誰もが簡単に価値を認められるものでなければなりません。
そう言った意味ではプラチナやパラジウムは金銀に比べると一歩劣ってしまいます。
金と銀のどちらを備蓄すべきかという疑問ですが、基本的には銀の一択です。
金が有利になるのは重量が問題になる場合です。
例えば何らかの理由で、歩いて担ぐことのできるもので資産を保有する必要がある場合などです。
このようなSF的な話はまずないでしょうが、仮にそういう事態に陥った場合には、同じ重量でもより高価な金を備蓄することに軍配が上がります。
ですが、上記のような例は滅多にないので単純に銀を備蓄することでグレートリセットにしっかりと対処することができます。
なぜ銀が備蓄対象として優れているのかには色々な理由があります。
銀の優位性について話していくとキリがないので、詳細に解説したこちらの記事をご参照ください。
銀貨か銀インゴットか?
銀貨の形で持っておくと、紙幣の価値がなくなって物々交換しなくてはならない場合に、非常に有利になります。
というのも、銀貨は詳細な絵柄が描かれているため偽造が難しく、重量を測ることで真贋を見極めやすいので、非常時においても価値交換の手段として使いやすいという利点があります。
物々交換としての使い勝手の良さゆえに価格にプレミアがつく可能性もあります。
ですが、銀貨を鋳造するためには沢山の手間ひまがかかっているため、その人件費などが銀貨の価格に上乗せされています。
なので、銀備蓄は銀貨だけで無く、銀インゴットとしての備蓄もお勧めします。
銀インゴットのサイズは100グラム、1キロ、3キロ、10キロなどと色々ありますが、1キロ以上のものが割安になります。
ですが、10キロのものは1キロのものと比べてもそこまで割引されているわけではないので、売却のしやすさや交換のしやすさを考えると、1キロのものをお勧めします。
物々交換用にある程度の銀貨を備蓄し、価値保存用には1キロ銀インゴットを備蓄すると言ったやり方が理にかなっています。
日本最安値帯で購入できる【銀の購入代行】はこちらからどうぞ。
暗号通貨やエネルギーへの投資
暗号通貨投資や原油や天然ガス、石炭などのエネルギー投資も場合によっては有効な手段です。
特にハイパーインフレという観点においては、ビットコイン(BTC)は優れた投資先です。
ビットコインは発行量に上限があり、インフレ対策として有効だと認識されているからです。
人々にそのように認識されている以上、ハイパーインフレが起こればその考えを信じている人たちからの買いが殺到します。
そして必然的にビットコインの価格が上がり、ハイパーインフレ対策としての立場を強化することでしょう。
そういう意味でビットコインほどハイパーインフレに適したものは他にないかもしれません。
ですが、そこにはいくつかの危険な罠があります。
多くの人はビットコインは政府が規制することのできない自由なお金だと考えていますが、残念ながらそれは事実ではありません。
どのようなお金も政府の規制から逃れることはできず、政府の政策次第でいとも簡単に潰されてしまいます。
政府自体が潰れてなくなってしまうならばビットコインが大活躍すると思いますが、グレートリセットの計画においては政府が潰れることはなさそうです。
潰れるのは貨幣と経済で、政府は極度に力を増していくことが予想されています。
そう言った状況で、政府の政策により価値が左右されてしまうビットコインに投資するのは危険な行為です。
ですが、逆にいうと政府が特定の政策を行うと、1ビットコインが10億円という価値にすらなり得ます。
つまり、このグレートリセット計画が着実に進んでいっている現在の状況では、その計画次第でビットコイン価格は無限大にも無限小にもなりうるということです。
もし、グレートリセットの計画が、世界の通貨を破壊してビットコインに全てを乗っ取らせる計画ならば、ビットコインを保有することは非常に優れた手です。
ですが、グレートリセットの計画が、ビットコインを崩壊させることで経済破綻の引き金にするものであれば、ビットコインに投資した金額は全て無に帰してしまいます。
ビットコインの大きな価格の波を乗り切る自信があるならば、非常に良い備蓄手段になり得ると思います。
リップル
グレートリセットの鍵になる暗号通貨としてはリップル(XRP)も有力候補です。
リップルの創設には名だたるディープステート関連企業が名を連ねており、グレートリセットの最大推進者である世界経済フォーラムより公式のパートナーとして認められています。
一部の人は、良い側のホワイトハットに支配された大企業が新しい世界を築き上げるためにリップルを使うのではないかと考えているようです。
ですが、銀行破綻が計画の一部にあると思われるグレートリセットにおいて、銀行間の資金流通を目的としたリップルが成功するのは難しいように思えます。
リップルでもビットコインでも同じ話ですが、政府の政策次第、あるいは支配者の計画次第でどうとでもなるので、リスクをしっかりと理解していれば良い投資先になるかと思います。
ビットコインSV
他にグレートリセット及び世界革命の鍵になる暗号通貨としてビットコインSV(BSV)があります。
この暗号通貨はあまり知られていないのですが、実はこのビットコインSVこそが本物のビットコインなのです。
2011年の段階でビットコイン(BTC)は既に支配層に乗っ取られていました。
本来のビットコインは完璧に機能し、各地の政府や宗教にも準拠して、世界の新しい通貨となるために生まれてきたのですが、支配層による乗っ取りの結果として無用の長物へとプログラムを書き換えられてしまいました。
それらの支配層の行動に対抗するために、ビットコインの発明者であるサトシ・ナカモト(クレイグ・ライト博士)が、ビットコイン(BTC)から分岐してオリジナルのプログラムに置き換えたのがビットコインSVになります。
こちらの記事も併せてお読みください。
気をつけて! 皆がビットコインだと思っている物は実は偽物! BTCの深い闇と、現在進行系で人類史上最大級の知られざる民事訴訟
ビットコインの裏側を暴く! なぜ、ビルダーバーグ会議の会長とエプスタインがビットコイン開発者に多額の寄付をしたのか?!
この話は知らない人が多く、暗号通貨の技術的な側面を理解していないと読み解けないので、今でも人々は騙され続け、世論はビットコインSVに対して厳しい態度をとっています。
特に支配層に乗っ取られたメディアは強力なプロバガンダ作戦を敢行して、クレイグ博士とビットコインSVを弾圧し続けています。
なので、如何にビットコインSVが本物のビットコインであろうとも、価格が上昇してグレートリセットでの救世主になるということはなかなか難しいように思います。
ですが、グレートリセットが過ぎ去ってグレートアウェイクニングが起こり、現在の支配層の没落が起こる時が来れば、メディアによる弾圧などもなくなるので、ビットコインSVの真価が人々に理解されるようになるのではないかと考えています。
現時点で既にBSVは人知れずに世界最大のブロックチェーンに成長しており、ビットコインとイーサリアムのブロックチェーンサイズを足したものよりも1万倍以上の大きさになっています。
また、世界中の数あるブロックチェーンのトランザクション量(通信量)でも世界最大を誇っています。
データとしてBSVの優位性は火を見るよりも明らかなのですが、実際のデータよりもメディアの創り出す物語の方が力を持っているのが現在の状況です。
こちらのビデオでビットコインSVについて詳しく解説しています。
エネルギー投資
どんな状況においても絶対的に需要のあるエネルギーは安定した投資先になり得ます。
株をやっている方はエネルギー関連株に投資したり、原油や天然ガスの先物に投資したりするのも良いかもしれません。
ですが、これらの先物取引やETFなどのデータ上の取引は現物とは違い、グレートリセット規模の崩壊においてはあまり意味がないかもしれません。
そういう状況でも出来るのが、エネルギーの現物備蓄です。
ガソリンの備蓄などは危険が大きいですが、キャンプ用のガスやプロパンガスのタンクや薪や炭などは簡単に備蓄できます。
他にはソーラーパネルの設置などもエネルギー投資と捉えることができます。
ソーラーパネルは環境への害が大きいので、問題がありますが、非常時のエネルギー備蓄という観点では有効な手段です。
携帯用のソーラーパネルも便利です。
経済危機対策のまとめ
経済危機の対策は、非常に重要なトピックなので、中編の記事が丸々埋まってしまいました。
ですが重要ではあるものの、情報収集や田舎への逃げ道や食糧備蓄があってこそだということは忘れないでください。
危機をチャンスに変えると言う観点では、経済危機への対処が最も露骨に効果が現れる部分です。
まず最初に行ってほしいのが、銀行から現金を引き上げることです。
米ドル、日本円などの貨幣の価値がどのように変遷するかは、断言できませんが、銀行に現金を置いておくことが危ないということは断言できます。
銀行に現金があることで色々と便利なことは多いですが、銀行の連鎖破綻や政府による封鎖の可能性を考慮すると現在の世界情勢においては非常な悪手です。
銀行に置いておくくらいなら、タンス預金の方がはるかに安全です。
家に現金を保管しながら、必要に応じて銀行に入れて送金や各種支払いなどに使うことをお勧めします。
ですが、タンス預金だと泥棒に入られる危険性もあるので、何らかの別の方法で隠すことも検討してください。
大きくて重い金庫に保管すれば、まず間違いなく安全です。
金庫に保管するものの価値を考えると、金庫自体はそこまで高いものではないので、有効な保管手段になると思います。
金庫を買う余裕がない方は、泥棒が家に入っても簡単には見つけられないような場所に隠すなども有効です。
ゴミ箱を二重底にしてみたり、土間に穴を掘って埋めたり、トイレの戸棚に隠したり、食料品と一緒に隠したりなどです。
隠し場所を工夫することで、資産を守る可能性が一気に増します。
銀行から引き上げた現金ですが、インフレのリスクには常にさらされています。
ある程度の現金を確保しつつも、余分な現金は早めに物質に変えておいた方が得策だと思います。
なぜなら、いざという時にはすでに現金では物質が手に入りにくいという状況が起こる可能性があるからです。
守りの投資として、各種備蓄品、および貴金属投資は守りを確実に固めてくれます。
攻めの投資としては、貴金属投資や暗号通貨投資が活躍することでしょう。
特に予測される経済危機が実際に起こったときには、貴金属価格が暴騰することは間違いないので、資産保護や非常時の対策といった守りの投資という意味だけで無く、大暴騰による巨額の利益という攻めの投資としても大活躍することが期待できます。
経済危機が起こらなければ、貴金属投資にはそこまで魅力はありませんが、もしあなたが経済危機が間違いなく起こると考えているならば、貴金属投資は攻めも守りも備えた完璧な投資先になります。
また、リスクは大きいながらも暗号通貨投資は非常に大きな可能性を秘めています。
どれほどの現金を持っているかによって状況は変わってきますが、まずは備蓄品に投資し、余った額の大半を貴金属に、余った額のごく一部を暗号通貨に投資するのが、最も安全でありながらも利益を大きく上げる可能性が高いと考えています。
是非とも人類史上最大の危機を人生最大のチャンスへと変貌させてください。
いつグレートリセットが来るのかは分かりませんが、今のうちにコツコツと対策を進めることをお勧めします。
中編はここまでになります。
後編では、ここまでに書いてきた対策を補完する重要な要素を解説していきます。
後編に続く