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ブルドーザー (自分との関係を壊す方法) ティール・スワンの言葉

 

 

皆さんこんにちは、Qリプトラベラーです。

 

 

今回の記事では「ブルドーズする」という人間関係破壊の手法についてティール・スワンが解説しています。

 

 

人々は知らず知らずのうちに、この手法を使って他人との関係を破壊し、さらには自分自身との関係まで破壊してしまいます。

どのようにその手法に気づいて調和をもたらすのか、ティールが語っています。

 

 

今回翻訳していくのはこちらの記事になります。

 

 

 

その他のティールの言葉はこちらでまとめて読むことができるので、合わせてご利用ください。

 

 

 

 

(引用ここから)

 

 

ブルドーザーを想像してください。

 

 

ブルドーザーが抵抗や反対に出会ったら、どうするでしょうか?

ブルドーザーは、まっすぐに突き進み、それを押し切ります。

ブルドーザーは止まったり考えたりせず、ブルドーザーに抵抗しているものと協調することはありません。

 

 

ブルドーザーは反対するものとはゼロサムゲームをします。

「私が勝って、あなたが負ける。私は思い通りになり、あなたは思い通りにならない。」と言ったようなもので、誰かが勝てば誰かが負けるといった状況です。

 

 

あなたの人生で、人間関係においてこのような行動をとる人を何人知っていますか?

自分に反対するものに出くわすと、それを無視し、どんな形であれ、自分に反対する人をブルドーザーで打ち負かすような人のことです。

 

 

子供が学校で悲惨な目にあっても気にせず、「何があっても行かないとダメなのだから文句を言うな」と言う親。

恋人が怖いから嫌だと言うのを聞かず、彼女の手を掴んで一緒に崖から飛び降りようと強要するボーイフレンド。

「すべてが神とのつながりから生まれるのだから、何も誰も必要ないはずだ。 もし必要だとしたら、それはあなたが幻想にとらわれているからだ」と言うスピリチュアル・マスター。

 

 

これらの状況に共通しているのは、融通が利かないということです。

融通とは、何かを考慮する際に、その欲求や必要性を含むようにスペースを提供することです。

 

 

私たちがブルドーザーを使っているとき、私たちは融通することを拒否しているのです。

これは災いのレシピです。

ブルドーザーで破壊されても平気な人などいるはずがありません。

 

 

もし私たちがゼロサムゲームをしていて、私たちが勝ち、相手が負けるのであれば(ブルドーザーをしているのであればそうなります)、相手は私たちを信頼することはできません。

信頼とは、私たちの利益を最大限に生かしてくれる人を信頼することだからです。

 

 

何かを愛するという視点から見ると、それは何かを自分の一部として受け入れることです。

ブルドーザーで破壊することは、相手を自分の一部として受け入れているのではなく、単に自分の思い通りにするために相手を轢いているだけなので、全くもって愛とは言えません。

 

 

それは人間関係を破綻させる元凶です。

他人が私たちを味方ではなく敵とみなすようになるのです。

 

 

しかし、この記事は他人との関係についてではありません。

あなた自身についてです。

 

 

現実としては、あなたが他人をブルドーザーにかけないようにするのがどんなに上手かろうと下手だろうと、あなたは自分自身をブルドーザーにかけてしまうということです。

私たちはそのように教えられてきました。

 

 

私たちは人生を送るのに、ほぼ毎日自分自身をブルドーザーにかけていますが、そのことに気づいていません。

 

 

自分自身をブルドーザーにかけるという概念は、自分自身を一つの存在として見続けている場合には意味を成しません。

だからこそ、自分の意識が一つの存在ではないことを知る必要があります。

 

 

意識は水のようなものです。

川を上から見ていると、大きな川がしばしば小さな川に枝分かれしているのがわかります。

 

 

トラウマによって、私たちの意識は川のように分裂します。

そして、程度の差こそあれ、全ての人がこれらのトラウマを経験しています。

 

 

トラウマにより分断されることで、私たちは一つに統合された全体ではなく、断片化されてしまいます。

 

 

トラウマの結果として意識が分裂するとき、私たちのエゴは二つに分裂すると想像すると、この分裂(断片化)のプロセスが私たちの存在にどのような影響を与えるかを理解しやすくなります。

 

 

そしてそれは何度も繰り返されます。

つまり、私たちはひとつの身体を持っているにもかかわらず、その身体の中に複数の自分がいることになるのです。

 

 

これをイメージするには、自分の体の中にシャム双生児がいると想像するのが一番です。

シャム双生児はひとつの体を共有しているので、厳密にはみんな結合しています。

しかし、それぞれが独自のアイデンティティ、独自の欲望、ニーズ、視点、強み、弱み、外見を持っています。

 

 

このようなシャム双生児の中には、私たちが気に入って、自己と同一視するものもいます。

それとは別に私たちには、同一性を認めず、抑圧し、否定し、見捨てるシャム双生児もいます。

 

 

私たちは常に、自分自身の一部を認め、他の一部を否定する正当な理由を持っています。

しかし、どう転んでも、私たちは二極化しているのです。

 

 

ある決断を迫られたとき、自分の一部が「イエス」と答え、別の一部が「ノー」と答えるという二極化を、あなたはいつでも経験しているはずです。

 

 

このような状況に直面すると、私たちは通常、内部でゼロサムゲームを始めます。

私たちは決断を下すので、イエスと答えた部分が勝ち、ノーと答えた部分が負けるのです。

 

 

まるで、何かにノーと言っている私たちの一部が、もう一方の部分によって動かされているブルドーザーの前に立っているようなものです。

両方の部分が選択されたことに一致していると感じられるように解決策を生み出す代わりに、ブルドーザーを動かしている方は、抗議している方を単に轢きつぶしてしまうのです。

 

 

このような行いは、私たちの中に、自分自身に対する不信の内的雰囲気を作り出します。

拮抗した内的雰囲気です。

 

 

このような分裂のプロセスが実際にどのように作用するかについてもっと理解するには、こちらの記事を見てください。

 

 

 

以下は、私たちが自分自身に対して行っている可能性のある、ブルドーザーによる破壊のほんの一部の例です:

 

 

・あなたの意識の一部は結婚を望んでいませんが、あなたはとにかく結婚を先に進めます。

・恐怖を感じているのに、「私は大丈夫」と言うのは、恐怖は存在すべきではないと教えられてきたからです。

・状況が変わったのに、何カ月も前にその計画を立てたので、計画を変更せず、とにかく計画を進めたりします。

・グループにいて、みんなが一つのことをやりたがっているときに、あなたはやりたくないのに、とにかく無理して参加します。

・体がもう限界だと言っているのに、自分に限界があることを認めず、とにかく突き進んだり。

・本当は自分の好きなことを仕事にしたいのに、家族をがっかりさせたくないから、家族の言いなりになって仕事を続けたり。

・疲れて消耗しているのに、どんな気持ちであろうと、とにかく毎日やらなければならないことを、無理やり起き上がってやってしまうあなた。

・誰かを亡くして苦しいのに、それを否定して、悲しみなんて信じないとか、良い時に集中するしかないとか言ったり。

・自分のことを悪く感じているのに、「私は自分を愛し、受け入れる」と50回繰り返したりするのです。

・怒っていても、スピリチュアルな人は怒ってはいけないと考えているので、それを抑えてヨガをしたりします。

 

 

言いたいことはわかりますよね。

 

 

私たちは、感情的、精神的、心理的に、あらゆる方法で自分自身をブルドーザーで破壊することができます。

 

 

そして、そのブルドーザー・プロセスを可能にするために、あらゆる種類のツールや信念、正当化、テクニックを使うことができます。

 

 

私たちが心の中に抵抗や反対の意見がある時は、それらの抵抗そのものに対処して、対立する側面同士の間に一体感を生み出し、同じ地点から同じ方向を向くようにする必要があります。

 

 

このことをもっと理解するには、「緊急」と題した私のビデオをご覧ください!

 

 

 

何かする前に、まずは抵抗に対処してください。

 

 

自分自身の中にある抵抗を解決しなければ、私たちはそのために苦しむことになります。

自己信頼が破壊され、それによって内的な安全や安心感が失われるからです。

 

 

信頼とは、自分の利益を最大限に生かしてくれる人を頼ることです。

もし、あなたの中のシャム双生児の一人が、もう一人の最善の利益を活かさない(あるいは考慮しない)場合、そこには信頼はありません。

特に、シャム双生児の片方が、もう片方が何を考え、何を言おうとも、もう片方にとって何が最善かを自分が知っていると思い込んでいる場合はそうです。

 

 

もしあなたの中の一部があなたの中の別の一部をブルドーザーで引き潰した時に、あなたの中に両方の自己が存在していると、あなたの一部は次のようなメッセージを受け取ってその感情を感じます。

「あなたは自分の必要を満たすことが出来ないほど弱い存在だから、あなたのことなどはどうでも良い。なぜならあなたが何を考えようと、何をしようとも、私は私のやるべきことをやるだけだからだ。」

と言ったものです。

 

 

これらの対立し合う意識たちは、どちらも非常に価値のある真実を持っているので、そこに苦しみが生まれます。

 

 

私たちにとって本当に正しいことに到達するためには、それを深く見なければなりません。

今こそ、ブルドーザーではなく、意識の統合の「練習」に取り組むときです。

 

 

私が「練習」と呼ぶのには理由があります。

私たちは社会から自分自身をブルドーズするように訓練されてきました。

なので、自分で自分をブルドーザーにかけないように努力しても、簡単に失敗してしまいます。

そこには「練習」が必要だからです。

 

 

もしあなたが「練習」に集中すれば、どんどんとより良い結果が生まれていき、結果として自身と他者との整合性が取れるようになっていきます。

 

 

あなたは、ブルドーザーにかけられることがどれほど苦痛であるかを知っています。

あなたは、誰かが自分の心を決めてしまったために、まったく考慮されないことがどれほど苦痛であるかを知っています。

まったく相手にされず、そのために苦しむことがどれほど辛いことか。

 

 

なぜあなたは、自分自身の側面がこのように感じて平気なのでしょうか?

 

 

あなたの中のシャム双生児を同じ地点に集めることを目指しましょう。

 

 

これについては、私の2つのビデオをご覧ください:同じ地点に立つ(恋愛関係アドバイス)とアチューンメント(良い人間関係の鍵)です。

 

 

 

 

そして、これらのビデオを見ているときは、私がこれらのビデオで言っていることすべてを、あなたが付き合っている外部の誰かに対してだけでなく、あなたの内部の部分にも適用してください。

 

 

もし私たちが良い感じの人間関係、愛と信頼と意識的な行動に基づいた人間関係を持ちたいのであれば、私たちをブルドーザーにかけない人たちとの関係を作らなければなりません。

 

 

 

(引用ここまで)

 

 

いかがでしたでしょうか?

皆さんは自分に対してブルドーズしてましたか?

 

 

僕は他人に対してブルドーズすることは滅多にありませんが、自分に対してブルドーズすることは多々ありますね。

自分に無理を押しすぎて、結果的に最後には体を壊したりとか良くあります。

 

 

僕は一旦ダウンすると、その他の作業は全部放置して、ベッドに寝転んでひたすら漫画を読んで過ごします。

そうすると、数日経過した頃には体調が良くなっているという具合です。

 

 

でも、ある時考えたのですが、僕にとっては寝転んで漫画を読むような休息が必要で、その休息をうまく取ることが出来てないから、極端にダウンして、結果として寝転んで漫画を読む羽目になるんじゃないかと思いました。

だとしたら、ダウンする前に寝転んで一日中漫画を読んでいれば体調崩したりしないんじゃないかと逆転の発想をしています。

 

 

このことに気づいたのは、数ヶ月前なんですが、意図的に休息を取るようにして以来、今のところはまだ大した病気にはなってませんね。

引き続き人体実験を続けたいと思います。

 

 

こう言った行為も、ある種の自分自身の心の調和に繋がるんじゃないかと思っています。

 

 

 

今回の記事はここまでになりますが、読者の方々に一つお願いがあります。

何かコメントを頂けますでしょうか?

この記事へのコメントでも良いですし、ツイッターやフェイスブックなどでこの記事を引用してのコメントなどでもOKです。

色々と参考にしたいと思っています。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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