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タイでインドビザを更新する話6(自叙伝247)

 

サウスアフリカ

 

みんなそれぞれの目的地に向けて準備をしている中でも、特にサウスアフリカが最大の注目を集めていた。

その理由は、ケープタウンのパーティー・オーガナイザー・グループが世界最大のミレニアム・パーティーを開催する予定で、世界中のトップアーティストが2000年の年越しにケープタウンでDJすることになっていた。

 

だが、サイトランス好きの旅人たちが気にしているのは、どんなDJがプレイするのかという事よりも、世界最大のお祭りに自分が参加しているかどうかという事が重要だった。

 

旅人たち、特に旅人として生きて、人生を賭けて旅をしている者たちにとっては、2000年の年越しを何処で過ごすかは何よりも重要な事だった。

 

千年紀の変わり目を祝えることなど、当たり前だが1000年に一度しか無く、この時代に生を受けたからには、このタイミングを最高の状況で過ごすことが、旅人として当然の行為だと言った風潮があった。

 

 

競争

 

そう言った旅人の中でも特に男性性の個性の強い人などは、他の旅人と競争する気が満々で、世界中の誰よりも、自分が一番楽しむんだと言う気概に溢れていた。

 

かく言う僕も似たように考えていたし、多くの友人たちが同じように考えて、それぞれの信じる最善の選択を突き進んでいた。

 

時には、何処で年越しを過ごすのがベストな選択なのか口論になる事があったし、自分と違う選択をする人を小馬鹿にしたような態度も見受けられたりした。

 

 

ゴア

 

色々な選択肢があった中で、僕はゴアを選んだ。

 

その理由は去年のゴアがあまりにも衝撃的すぎて、次の年のゴアを体験せずには人生において何も手をつけることは出来ないくらいに考えていたからだ。

 

それとは別に親友のYさんの映画撮影を手伝ったり、そこに出演予定の日本へ置いてきたガールフレンドのIちゃんとのインドでの再開も重要なことだった。

 

サウスアフリカという選択肢に惹かれる部分もあったが、自分はそこへ旅をする準備がまだ出来ていないように感じていた。

そこのパーティーが面白いかどうかはともかく、アフリカの大地を旅するには、旅の経験と度胸が足りていなかった。

 
 
 

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