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ロンドンに住む話31(自叙伝335)

 

ロンドンの音楽シーン

 

何故かはわからないが、イギリス、特にロンドンには世界中からミュージシャンが集まってくる。

良いミュージシャンが多く集まる環境ゆえに、普通のミュージシャンが良いミュージシャンに成長したりする。

 

なぜイギリスの音楽は面白いのか、色々な人が議論しているが、特にこれといった理由があるわけではない。

 

僕の中で一番もっともらしい理由は、天候の不機嫌さだ。

低く垂れ込めるどんよりとした曇り空はロンドンの風物詩ともなっており、暗い雰囲気や抑圧された社会は人々を芸術へと向かわせる。

 

オーストラリア人が、オゾンの薄さにより日差しが倍増した直射日光の下で、ビールを飲んでバーベキューをしている間に、イギリス人は機嫌の悪い天気の下で、部屋にこもって音楽に打ち込むのである。

 

 

コンサート

 

僕は、この恵まれた音楽的環境を最大限に活用した。

 

日本では高い入場料を払わないと見れない有名なミュージシャンやDJ、あるいはマイナーすぎて日本へ来ても採算が取れないために日本へは来ないようなアーティストたち。

そんな僕の大好きなミュージシャンたちが、日本の半額、あるいは3分の1ほどの値段で、毎週末に面白いイベントを繰り広げている。

 

当時はまだ情報はインターネットよりも紙媒体に集まっていたので、イベント情報誌やクラブに撒かれるフライヤーなどをかき集めては、必死に面白いイベントを探していた。

 

 

ダブ

 

色々なイベントに行ったが、中でも頻繁に通ったのはダブというジャンルの音楽のイベントだ。

ダブとはレゲエから派生した音楽ジャンルで、レゲエの曲の中のベースやリズムを抜き出して、極端なエフェクトをかけたりしてサイケデリックな効果を強調した音楽。

 

ロンドンは、ジャマイカ移民の文化とロンドンのヒッピーたちのサイケデリック文化が融合して、面白いダブカルチャーが発展していた。

 

入場料なども安いので、近所でイベントがあるときなどは、バイト終わりに自転車をかっ飛ばしては、数時間音楽に合わせて踊ってから家へと帰ったりしていた。

 
 
 
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