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ゴアに出会う話11(自叙伝108)

Fさんの暮らし

 
 
 
 
まだもう少し、しつこくホームレスのFさんの話を続けたいと思う。
 
 
 
 
 
Fさんはお金を稼ぐなんてアイデアは一切持ち合わせていないし、普通の暮らしをしようとしたり、日本に帰って社会復帰したりしようなどと言う考えは微塵も持ち合わせていない。
 
 
ついでに言うと、恋愛に対する興味や女性との関わり、もっと言うと真の友情や信頼し合う人間関係と言うものすら捨てている。
 
 
 
 
 
そんなFさんだからこそ、知り合ってある程度仲良くなった旅人から”日本人の恥だ”と罵られたり、”引っ付いて歩いてご飯をオネダリする犬だ”と罵られたりもする。
 
 
そしてFさんはそんな意見は一切気にしない。
 
 
 
 
 
これほどまでに極端に社会性を否定するFさんだからこそ、ヒンドゥー教の修行者のような世捨て人の価値観をよしとするインドかぶれの旅人からは逆に尊敬を受けることもあり、たまに彼の生活に対しての寄付金をもらったりもする。
 
 
そういったお金をコツコツとためて、冬のハイシーズンの間はやってくる旅行者にオネダリして日々を楽しみながら過ごし、夏の雨季のオフシーズンは少しづつ貯めたお金で食料を買い、建設が頓挫した廃ビルで一人で雨をしのいでいたりする。
 
 
 
 
 
 
そんなFさんに対して出会った旅人たちの共通の意見は、”日本でホームレスをするよりも100倍は幸せだね”って事だった。
 
 
 
 
 
 
完全版へつづく。。。

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