ゴアに出会う話6(放浪記103)

安宿探索能力

 
 
 
 
僕の安宿を見つける能力はかなり卓越しているようで、アンジュナでも1日150円の激安の部屋を見つけることができた。
 
 
 
 
 
かれこれ、ネパールとインドへ来て以来、ほとんどの街で50ルピー(150円)ほどで滞在することに成功している。
 
 
唯一の例外はプーナだったが、一晩無料で泊めてもらったので、差し引きではそんなに変わらない。
 
 
 
 
 
僕はお金を使わないと言うことに情熱を燃やしていた。
 
 
 
 
 
僕の旅のスタイルだと、日本にいつまでに帰らないといけないと言うものはなく、お金を使わなければ使わないほど、インドへの滞在期間が増える。
 
 
僕は旅に出て以来、人格が飛躍的に成長しているように感じていて、この機会を最大限に利用しようと思っていた。
 
 
日本に帰った後は音楽制作に集中した暮らしをしようと思っている。
 
 
もう二度とインドへ来ることはないだろうから、最大限にインドを楽しんで、人生の糧にしたいと言う考えだ。
 
 
 
 
 
 
部屋は以前と同じく狭いシングルルームにトイレとシャワーは共同と最低限の設備だが、必要なものは全て揃っている。
 
 
カラングートのような素敵な中庭は無いが、外で遊び回りたいので、それで十分だった。
 
 
実質的に欲していたのはベッドと鍵のついた部屋だけだった。
 
 
 
 
 
 
友人達の家も歩いて数分のところにあり、気軽に遊びに行ける。
 
 
これから楽しくなりそうだ。
 
 
 
 
 
 
カラングートの静かで快適なだけの生活とは違いアンジュナではいろいろな動きがあった。
 
 
 
 
 
 
時は11月の終わりだが、すでに旅人たちがチラホラと見え始めており、面白くなりそうな雰囲気が漂っている。
 
 
 
 
 
外国人旅行者向けのレストランもカラングートよりも多いようだ。
 
 
 
 
 
 
一番の大きな違いは毎週水曜日にアンジュナビーチで開かれる大きなフリーマーケットだろう。
 
 
ここではインド人のみならず、数多くの外国人旅行者がお店を出していて、個性的な品揃えが溢れていた。
 
 
 
 
完全版へつづく。。。

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