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モロッコで21世紀を迎える話12(自叙伝355)

 

交渉

 

僕たちにはまともに払うお金がないと言うことを説明し、一泊当たり約300円ならまとめて払うことができると伝えた。

僕たちは宿を必要としていたわけではなかったから、強気の交渉である。

 

マネージャーは僕たちを気に入ってくれていたと言うこともあるのだろうが、渋々約300円の案を飲んでくれた。

僕たちも、一日300円なら払えるよねと言うことで納得した。

 

さらにはおまけとして、ホテルに所属している持ち運び可能なガスストーブを使わせてもらえることになった。

 

こうしたわけで、砂漠の入り口のホテルでの生活が始まった。

 

 

砂漠の街

 

僕たちは完全にキャンプするつもりで心構えをしていたが、まだしばらく快適なホテル暮らしが続くことに安堵していた。

 

新しいことに挑戦する必要もないし、砂漠の街の暮らしを楽しんでいたら、しばらくするとフェスティバルが始まる。

予期してはいなかったが、悪くないアイデアだった。

 

街に行き、ちょっとしたキッチン道具を揃える。

包丁とまな板、鍋やスプーンなどだ。

 

 

街の景色

 

通りすがりのツーリストでは気づかなくても、住むつもりになって街に入り込んでみると、色々な氣づきがある。

 

僕たちを捉えたのは、ありとあらゆるスパイスに漬け込まれたオリーブのピクルスだった。

こここそが産地なので、当たり前だがとんでもなく安い。

 

そして、元フランスの植民地だけあって、パンが美味しい。

インドで食べるパンや、イギリスのスーパーで買うパンなどと比べてもはるかに美味しい。

 

外側はしっかりと焼き上がり、内側はしっとりふっくらと言った感じだ。

そんなパンが、毎日焼き上がってくる。

 

ただのパンとオリーブのピクルスだけだが、それだけでも最高に美味しかった。

 
 
 
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