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モロッコで21世紀を迎える話45(放浪記388)

 

アフターアフターパーティー

 

最高に面白いアフターパーティーが終わり、日本人の友人のY君と如何にこのパーティーがスゴかったかについて熱弁を交わしているところへ、ガンドルフさんがやってきた。

いつもよりもさらに改まった表情をしている。

 

このフェスティバルが終わった後に、友人達を集めてオアシスで暮らすつもりなんだけど、良かったら来ないか?との誘いである。

 

既に物置小屋みたいな場所を借りて、シェルターとして使えるという。

オープンプランで、調子が良ければそのまま暮らすかもみたいなことを言っている。

 

なんとまあ、驚きの話である。

よりによって尊敬するガンドルフさんに誘われたからには、参加しない訳にはいかない。

具体的に何をするのかはわからないが、面白くなることは間違いない。

 

都合のいいことに、僕たちには今後の予定は全くない。

この自由さは、お金がなくても時間のある若者の特権である。

 

Y君も今後の予定はオープンプランだったらしく、喜び勇んで参加を決めた。

彼のように取材旅行を兼ねている人にとっては最高の機会だ。

 

 

ホテル

 

僕たちはフェスティバル終了後に一旦ホテルへと戻ることにした。

だが、これは終了のサインではなくて、中休みのサインである。

 

フェスティバルが終われば、それでお祭りは終了だと考えていた僕たちにとっては、嬉しすぎる展開だった。

まだまだ楽しみは続くし、ガンドルフさんと時間が過ごせる。

こんなに嬉しい話はなかなかない。

 

数日の休憩を挟んだ後に、準備万端でガンドルフさんが迎えにきた。

これから乗合タクシーに乗ってオアシスへと向かうのだ。

 

休みなく続く新たな冒険に僕たちは心を躍らせていた。

 

 

 
 
 
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