ゴアに目覚める話1(放浪記118)

近所のパーティー

 
 
 
 
12月のフルムーンパーティーは、僕の住んでいた宿から歩いて3分の所にあるレストランの敷地内で行われた。
 
 
 
 
 
この場所は近所に地元の人たちも住んでいて、彼らにとってはいい迷惑なのだが、パーティーがある事で地元の経済が潤沢に潤うので、需要と供給のバランスが取れていた。
 
 
 
 
 
屋根と高さ1メートルほどの壁だけがある風通しのいいレストランのテーブルと椅子を取っ払って、大きなスピーカーとDJ機材を並べ、ブラックライトを取り付けただけの簡易な設備。
 
 
 
 
 
気が早い僕たちは、パーティーが始まる前のセットアップの段階から敷地内に入って待っていた。
 
 
 
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