モロッコで21世紀を迎える話36(放浪記379)

 

トラック

 

そんな彼女たちは、黒塗りの巨大な10トントラックを運転して、ヨーロッパ中とアフリカ中を旅して暮らしている。

 

トラックがそのまま家になっていると同時に、フェスティバルを開催する機能も備えている。

巨大な発電機もスピーカーもあるし、フェスティバル中にレストランを開くだけの設備も兼ね備えている。

 

夏の間にヨーロッパのフェスティバルで、食べ物を売ったり、大きなフェスティバルの後にアフターパーティーを開いたりしてお金を稼いでいるらしい。

 

トラックは小型トラックではなくて、大型の10トントラックである。

半端なくデカイ上に、全てが黒ずくめに塗られている。

その威圧感たるや半端なものではなく、道路の王者の貫禄を持っていた。

 

運転席は通常の車よりも高い位置にあり、ドレッドに大きな星の髪飾りをつけたジャニスジョプリンが、高みから見下ろすのである。

通常の国境警備員などは震え上がってしまうのではないだろうか?

 
 
 
 

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