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ロンドンに住む話22(自叙伝326)

 

ダッカ

 

D君がロンドンへ来ることを今か今かと待っていたが、なかなか続報はなかった。

 

まあ、流石にフェスティバルが始まるまでには来るだろうと思っていたが、結局フェスティバルの当日になっても来ることはなく、メールで今はまだバングラディッシュの首都のダッカにいるとの連絡が来る。

 

結局、ロンドンへのフライトが決まったのは、フェスティバルが終わって1週間も経った頃だった。

 

近くの駅まで来てもらったところを迎えに行く。

 

とりあえず荷を解いて、お茶を飲んで落ち着いてもらい、一体どんな理由で2週間もの間バングラディッシュに滞在していたのか理由を聞くことにした。

メールで聞いても、ロンドンについたら話をするというだけなので、今の今まで待っていたのだ。

 

 

理由

 

D君はタイから飛行機に乗り、ダッカで乗り換えて、ロンドンまで来る予定だった。

 

そしてその最初の飛行機に乗った時に、パスポートを座席の前にある雑誌などを入れる袋に入れて寝てしまったのだそうだ。

そして、D君が寝ている間に彼のパスポートはどこかへと消えてしまった。

 

結局どこへ消えたのかは分からないが、盗まれたと考えるのが妥当だろう。

どんな可能性でもありうる。

 

飛行機の中でパスポートをなくすなど、そうそうある話ではない。

すでに出国済みだがトランジットはおろか、入国すらすることができない。

 

かなり長い時間を待たされて手続きを済ませて、やっと空港を出ることができた。

 

だが、一時的で特殊な滞在許可証なので、自由に身動きをとることができず、ダッカにい続けなければいけなかったらしい。

 

日本大使館に連絡して、書類やら手続きやら待ち時間やらの最も面倒臭い事柄を2週間ほどダッカの街で続けていたという。

 

 

海老

 

ダッカの街には観光をするような場所は何もなく、とにかく貧しくて環境が悪かったらしい。

ひたすら退屈な待ち時間をやることもなく、ただただ街中を歩き回っていたという。

 

そんな中で見つけたのが海老の養殖場。

ガンジス川の下流に当たるバングラデシュには湿地帯が多く海老の養殖に向いているとか。

そもそも物価がものすごく安いこともあり、冷凍エビが安く手に入るという。

 

ちょっと嬉しそうに僕に輸入の仕事をするか?と持ちかけて来てくれたが、残念ながら僕は全く興味はなかった。

 
 
 
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