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ロンドンに住む話23(自叙伝327)

 

落ち込むDくん

 

夢にまで見たグラントンベリー・フェスティバルに参加するために、しっかりと計画を立てて、お金と労力を割いてイギリスへと向かっていたが、しょうもない失敗のために夢のフェスティバルではなく、湿地帯の養殖場にいたD君は自分の間抜けさに落ち込んでいた。

まあ、当然だろう。

 

D君はなんとかしてイギリスへやって来た意味を見出したい。

今週末にゴアトランス界で有名なDJ Tsuyoshiという日本人DJが、ロンドンで定期的にやっているイベントがあるという情報を持っていたD君は、なんとしてもそれに参加したいという。

 

噂ではすごく面白いらしい。

これならきっとD君も満足して日本へ帰ることができるだろう。

 

 

週末

 

そんなわけで、去年のゴア友達のNちゃんを誘い、今年のゴア友達のD君との4人で週末のゴアトランスのイベントに参加することにした。

 

僕たちは土曜の夜に集い、ロンドン南部のブリクストンという街へ向かった。

 

着いてみて驚いたのが、この街にはなぜかクラブが集中していて、ありとあらゆるジャンルの音楽がそこかしこから鳴り響いていた。

まるで、街全体が週末のカーニバルをやっているかのようだ。

 

奇抜におしゃれをした変わり者たちがそこかしこにいる。

格好を見れば大体どんな音楽イベントにきているのかがなんとなく分かる。

通りすがったファンクのパーティーではアフロヘアーの若者たちがたむろしていた。

 

そこも面白そうだったが、僕たちは目的のDJ Tsuyoshiがオーガナイズするリターン・トゥ・ザ・ソースを目指した。

 

 

イベント

 

この街にはとにかくクラブが多くて、なかなか目的のクラブが見つからない。

 

僕たちの中で唯一まともに英語を話せるNちゃんが、通りすがりのお兄さんに話しかけて場所を確認してくれた。

 

お兄さんは、ああ、それならここの地下でやってるよと指差して教えてくれた。

 

なんと運がいいんだろう。

聞いた初っ端から目的地を見つけることができた。

 

僕たちは喜び勇んで地下へ降りて行き、チケットを買って暗闇のフロアへと飛び込んでいく。

 

ゴアトランスというには、ゆっくりすぎる音楽がフロアには流れている。

おそらくまだ時間が早いので、これから盛り上げていくのだろう。

 

音楽自体はいい感じなので、僕たちは荷物を下ろして踊り始めた。

 
 
 
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