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ロンドンに住む話5(自叙伝309)

 

親友のYさん

 

ロンドンに新居を構えてから、1ヶ月ほど経った頃に親友のYさんが遊びに来てくれた。

 

計画をしっかりと立てて遊びに来たのではなくて、アムステルダムに遊びに来たついでに、何気なく突然とやって来たのだ。

連絡が来たのも1週間ほど前で、嬉しい驚きだった。

 

だが、僕たちは新しい生活が始まったばかりで、ロンドンでの新生活に右往左往している時。

僕は、夜は仕事で忙しく、あまり時間を過ごすことができなかった。

結局のところ、何処へも行かず、大したおもてなしも出来ずに、数日して帰っていった。

 

彼曰く、君たちがどんな生活をしているか確認しに来たんだ、と言っていてたが、僕たちとしてはまだ生活は始まっていなかったので、もっと落ち着いてから来て欲しかったというのが正直なところだ。

 

 

Tくん

 

Yさんが出て行ってしばらくすると、ロンドンへ来る前にバシシトで出会ったTくんから連絡が来た。

 

旅の流れが変わって突然にロンドンに住むことになったから、機会があったら遊ぼう、というものだ。

 

Tくんはスウェーデン人と日本人のハーフで、日本で生まれ育っている。

髪型はドレッドロックで、服装もオシャレで、”俺イケてる”オーラをガンガンに出している。

 

僕は派手に遊ぶ人と遊ぶのは好きだったが、Iちゃんは相手の強いエゴが引っかかるみたいで、最初から少し引いていた。

 

僕はインドで一緒に遊んでいた友人が来るのが嬉しかったし、歳も近いし喜んで彼の住む家に遊びに行った。

 

 

スクワット・ハウス

 

彼がいうところの旅の流れが変わったというのは、ロンドンのスクワット・ハウスに住む旅人と出会ったということだった。

 

スクワット・ハウスというのは別名オキュペーション・ハウス(不法占拠住宅)とも呼ばれるもので、廃墟になった政府所有の建物などを、合法/半合法的に占拠し、無料で滞在するスタイルのことを言う。

 

最近では、日本でもあるらしいが、ヨーロッパでは古くから文化の一部となっており、数多くのアーティストたちがスクワット・ハウスの文化から輩出されている。

 

なんせ、家賃がタダなので、家賃のためにあくせく働く必要がなく、その分芸術活動に専念できるので、芸術家として成功しやすい土壌ができている。

 

ここにダンプスター・ダイビングという無料で食料を手に入れる文化が合わさることで、フリーガンという生活/文化スタイルが築かれている。


その文化については次の記事で紹介したい。

 
 
 

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