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ゴアに出会う話1(自叙伝098)

ゴア

 
 
 
 
列車は一晩中走り、朝には目的地のゴアに着いた。
 
 
 
 
 
ここは次の目的地というだけで無く、今回の旅の最終目的地だ。
 
 
日本を出てから3ヶ月半かけて、海路と陸路を渡りここまでやって来た。
 
 
 
 
 
色々と期待してしまう。
 
 
 
 
 
駅を出てバスに乗り、街へと向かう。
 
 
 
 
 
ゴアの街はキリスト教の州だけに、教会がチラホラと目に入る。
 
 
プーナのような、近代化した街とは違い生活感が溢れている。
 
 
かと言って、バラナシのような貧しさや汚さは無く、トロピカルな南国の豊かさが見て取れる。
 
 
 
 
 
ガイドブックによると『カラングート・ビーチ』に行くと、比較的安く暮らせると言うので、そこへ向かった。
 
 
 
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ビーチから歩いて数分の所に、一泊150円ほどの格安の部屋を見つけた。
 
 
狭い部屋にシングルベッドが一つ、トイレと水シャワーは共同と、最低限の設備だが、広い庭があり色鮮やかな花が咲き乱れている。
 
 
そこまでしっかりと管理された庭ではないが、雑ながらも所狭しと生い茂る南国の植物が、気持ちのいい安心感をもたらす。
 
 
 
 
 
聞いた話では、この街には世界中からヒッピー的な旅人が集まって来ているという話だが、まだ外国人には一人も会っていない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

自炊

 
 
 
 
 
ゴアには、しばらく滞在しようと考えているので、ケロシン・ストーブと言う灯油を使ったコンロと調理器具を買った。
 
 
レストランで食べずに、自分で調理するだけで大幅に節約できるはずだ。
 
 
 
 
 
市場には見慣れた食材が並んでいるが、全く見たことの無い食材も並んでいる。
 
 
海沿いの街なので魚介類も多く、更にはキリスト教の街なので牛肉や豚肉も並んでいる。
 
 
この食材の豊富さも、ゴアが外国人旅行者に好まれる理由の一つだろう。
 
 
 
 
 
インドでは、基本的にアルコールは忌避されていて、宗教的な街のバラナシなどでは、隠しながら買ったりするらしいが、ゴアではアルコール類も普通に売っている。
 
 
 
 
 
他のインドの街に比べて、色々と自由度が高そうだ。
 
 
 
 
 
最初の自炊のメニューは、魚料理にする事にした。
 
 
 
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旅を始めた初日以来で、3ヶ月半ぶりの魚料理だ。
 
 
味付けは、塩とスパイスの簡単なものだが、日本人の舌に絡みつく美味しさだ。
 
 
 
 
 
100円程度の食材費で、かなりの贅沢が出来て、この感じだと余裕で長期滞在が出来るなと思い、悦に入っていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

アンジュナ

 
 
 
 
美味しいものを食べたり、海で泳いだりして数日を過ごしたが、誰も友達が居ないので飽きてきた。
 
 
 
 
 
何か面白いことはないかと、バスを乗り継ぎ隣町のアンジュナを訪ねてみた。
 
 
 
 
 
バス停から、ビーチへと向かう途中のレストランに、日本人の旅行者がいた。
 
 
外国人旅行者が全くいないこの状況で、同じ言葉を話す旅人に出会えたのは嬉しい。
 
 
 
 
 
彼も旅人が居なくて、退屈していたらしい。
 
 
テーブルには、西洋人のおじさんも座っている。
 
 
誘われるままに、テーブルに着きチャイを頼む。
 
 
 
 
 
彼らは『バックギャモン』というゲームで遊んでいたようだ。
 
 
退屈している感じが伝わってくる。
 
 
 
 
 
日本人の彼はYさんと言い、日本で映画の助監督の仕事をやっていたらしい。
 
 
業界人だ。
 
 
 
 
 
友人の伝手で、ゴアが面白いことになっているという噂を聞いて、はるばるゴアまでやってきたが、人も居ないし何も起こらないので気落ちしてた所だという。
 
 
 
 
 
西洋人のおじさんは、Mさんと言い、ドイツからやってきたジプシーで、このレストランで働きながら寝泊まりして暮らしているという。
 
 
 
 
 
は?
 
 
ジプシー?
 
 
レストランで働いて住んでる?
 
 
 
 
 
何を言っているのかよく分からなかったが、後々にどういう意味か分かってくることになる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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