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日本へ帰国する話15(自叙伝171)

 

ゴアでの計画

 

ガールフレンドのIちゃんは旅人だが、劇団員としての女優業に集中していて夢を叶えようと奮闘していた。

僕はゴアでの経験が忘れられず、すぐにでもインドに戻りたい。

 

二人の行きたい方向性の違いが有ったが、そこに完璧に当てはまるパズルのピースとして、僕がゴアで仲良くしていたYさんが現れる。

ちなみにIちゃんとYさんはゴアで出会っている。

 

Yさんは映画関係の仕事をしていて、来年にはまたゴアへ戻って、ゴアのことを映画に撮りたいと意気込んでいたが、その夢の実現のために着実に歩みを進めていた。

 

 

方向性の一致

 

ここで、僕のインドを旅したいと言う思いと、Yさんのゴアで映画と撮りたいと言う思い、Iちゃんの映画に出演したいと言う思い、そして僕とIちゃんの一緒に居たいと言う思いが合致した。

 

僕たちは全ての方向性が一致した事を喜び、それぞれの夢が実現する方向へ進む事を決めた。

 

僕は貯金を貯めることに集中し、Yさんは映画を撮るための準備に集中し、Iちゃんは演技の練習に集中した。

 

全てが夢の実現へ向けて順調に進んでいた。

 

 

後輩

 

僕は貯蓄をするためにとびの仕事を続ける。

とび職の仕事を2ヶ月ほど続けた頃に後輩ができた。

 

この仕事には基本的に元ヤンキーか現ヤンキーしか来ない。

新しく来た後輩は事務所の近くに住む男の子で、社会不適応な感じがにじみ出ている。

しばらくは真面目に仕事に来ていたが、早起きするのが苦痛だったらしく、2週間ほどすると自然と来なくなってしまった。

 

 

さらに暫くすると別の後輩がやって来た。

歳は僕の一つ下で、結構なヤンキーだと言うことが一目でわかるような出で立ちだ。

今回は社長から直々に色々と教えてやってくれと頼まれた。

新しい後輩のR君は礼儀正しく、僕の言うことをよく聞いて、機転もきき真面目に働いた。

 

さらに暫くすると別の後輩がやって来た。

彼は元々はR君グループに虐められていたが、長いこと従順にパシリを続けることで、ボスのR君に気にいられ、舎弟として徴用されると言う特殊な経歴を持っていた。

彼は愚鈍な性格で抑圧されていて、目が死んでいる。

だが、そのパシリのポジションが性に合っているのか、あるいは他の可能性が思い浮かばないのかして、従順にパシリキャラを演じている。

 

僕は二人の後輩を得て、仕事の指示を出しながら、時には叫んだり怒鳴ったり怒ったりをしながら後輩を教育していく。

 

今までの自分にはあり得ないようなキャラだったが、自然とこなせるようになっていた。

二人とも僕に従順な後輩で、先輩風を吹かせながら仕事に励んでいた。

 

 
 
 
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