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日本へ向かう話6(放浪記441)

 

オークション

 

ロンドンでアルバイトをしていた時に革ジャンをもらった話は、以前にこちらの記事で紹介した。

 

なんかものすごく高そうな革ジャンだったので、日本のオークションで売るつもりで日本に送ることにしたものだ。

 

さらに調べてみて、このクロムハーツというブランドの革ジャンはかなりの値打ちものだと分かったので、本気でオークションで売ってみることにした。

 

調べたところ、土曜の夜にオークションが終わるようにすると、値段が上がりやすいとのことなので、そのタイミングでオークションが終了するようにした。

人目を引けるように1円からスタートし、目立たせるためのオプションを全部つけた。

 

さらに、ネット中のクロムハーツファンの集まる掲示板に1円からオークションを始めていることを宣伝して回った。

 

正直なところ、本当に高値で売れるとは信じ切ることができなかったが、やってきたチャンスをミスミス見逃すのは旅人として不本意だ。

出来るだけのことをやっておきたい。

 

 

売却

 

オークションを開始してしばらくは全く値段がつかなかったが、ウォッチリストの数が増えていった。

 

終了三日前くらいから徐々に入札が始まった。

二日前にはさらに値段が上がり、1日前にはさらに加熱していった。

 

最終的には、タダでもらった革ジャンが36万円もの高値で売れることになった。

 

まさかまさかの臨時収入である。

 

僕は常に貧乏旅行を繰り返していたので、36万円もの現金を手にすることは滅多にない。

 

前回の旅は資金40万円が元手だった。

 

 

山分け

 

この臨時収入はIちゃんと山分けすることにした。

 

彼女はロンドンでの苦楽を共にしたパートナーなので、ロンドンからの臨時収入を分ける必要があると感じたのだ。

 

僕たちはこの資金を元にして、山小屋での仕事のための装備を整えることにした。

 

 
 
 

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