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2期目のゴアの話21(自叙伝273)

 

変わり者の友人

 

基本的にゴアにいる人は変わり者ばかりなのだが、その代わり具合には色々な個性があって、明るいものや暗いもの、優しい感じや怖い感じや、田舎的なものや都会的なものなど、あらゆる種類があった。

 

色々ある中でも、僕がオタク的な個性を持った旅人だからか、オタク的な個性を持った変わり者の友人が僕の周りに集まってくる。

 

Nくんは日本のサブカルチャーオタク的な要素をふんだんに持った友人で、最初に会ったのは去年の夏のバシシトでの事。

 

関東の大学に行っていたのだが、日本の社会システムに見切りをつけて中退した後に、新しい世界を求めて旅に出た。

 

 

ビニールパッカー

 

東南アジアやインドを旅する人たちの事をバックパッカーと言う事が多い。

その理由は荷物を大きなバックパックに詰めて背負って歩いているからだ。

 

だが、Nくんはビニールパッカーだった。

 

日本で値段の高いバックパックを買って準備しなくても、ほとんどの生活必需品は現地で手に入る事を知っていたNくんは、スーパーのビニール袋に歯ブラシと着替えを詰めてネパールの地へと降り立った。

まるで、近所の銭湯に行くような格好だ。

 

確かに手軽に旅ができて、重い荷物を担ぐ必要もなく、ネパールで安い値段で生活必需品を購入する事ができるのだから、理にかなった話ではある。

 

こういった、理に適った変わり者具合は、Nくん的にはセンスの良いサブカルチャー的な芸術であり、彼はその事を誇りに思い、大事な話のネタでもあった。

 

 

Nくんの金銭感覚

 

Nくんは日本では、プロのパチスロプレーヤーとして生活していて、彼が言うには、ギャンブルでは無く仕事だと言う。

 

それぞれの機種に独特の攻略法があり、訓練する事で正確にあたりを出す事ができるようになると言う。

そしてそういった情報はプロのパチスロプレーヤーの間で共有されており、プロだけが知ることのできる情報を用いて休みの日には近隣の県を巡業して荒稼ぎしていたそうな。

 

そんな金銭感覚を持ったNくんだからなのか、お金に対する執着は無く、自由に使う反面、極度の貧乏に気を病むこともない。

 

基本的には旅人はお金よりも経験を大事にするが、Nくんはその個性同様、経験原理主義者とも言えるような、特殊な人生経験を積むことに人生を費やしていた。

 
 
 

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