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西成での文化人生活の話4(放浪記049)

放浪記049

Gさんはミュージシャンだけあって音楽に詳しく、彼の最も得意とする分野が、ジャーマン・プログレやクラウト・ロックなどとも呼ばれる70年代ドイツのアンダーグラウンドなサイケデリック・ロック・シーンだった。

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西成での文化人生活の話2(放浪記047)

放浪記047

タイ旅行、特に南の島でのノンビリした時間を経験したことで、もう少しゆったりした暮らしをしたいと考えるようになる。

パンガン島で出会った旅人たちは肩の力を抜いて気楽に過ごしていた。

彼らみたいにノホホンと暮らしたい、パンクス的思想だった僕にヒッピー的思想が混じり込んできた。

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西成での文化人生活の話1(放浪記046)

放浪記046

3週間のタイ旅行も無事に終わり、西成の一人暮らしのワンルームマンションへ帰ってきた。

旅行は無事だったが、無事ではなかったのが貯金だった。

ピザ屋のバイトで貯めた貯金は引っ越しの準備やタイ旅行の資金に消えた。

ここに住んでいない3週間の間も、家賃は払い続けている。

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タイ旅行でカルチャーショックをうける話11(放浪記044)

放浪記044

次の日、朝日と鳥たちの鳴き声で目が醒める。

山の朝の少し冷たい空気が気持ちいい。

部屋から出ると、すでに朝食が用意されていた。

食事を食べ、荷物をまとめ、出発の準備をする。

今日はいよいよ象に乗る日だ。

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タイ旅行でカルチャーショックをうける話10(放浪記043)

放浪記043

ガイドブックによると、このゲストハウスは山岳民族を象に乗って訪ねるという一泊二日のツアーをやっているらしい。

チェックインしながら、ゲストハウスの人にツアーの詳細を尋ねると、色々と写真を見せてくれた。

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タイ旅行でカルチャーショックをうける話9(放浪記042)

放浪記042

この時にゲストハウスにいた日本人と仲良くなった。

人と気軽に話して友達になるなど、日本ではあり得なかったので、これまた驚きだが、これがタイの魔法だろう。

彼は金髪のガタイのいい東大生で、自称ストリップ研究家だという。

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タイ旅行でカルチャーショックをうける話7(放浪記040)

放浪記040

丘の上に一軒家を見つけたので、バルコニーで少し横にならせてもらおうと思ってドアをノックする。

他人の家をノックする事をためらわないのは、エホバの証人の家庭で育ったことの特技かもしれない。

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タイ旅行でカルチャーショックをうける話6(放浪記039)

放浪記039

僕たちがパンガン島に来たのは、何もビーチでのバカンスだけを求めて来たのではなかった。
もちろん言うまでもなく、ビーチバカンスを最高に楽しんだのだが、島に来た一番の目的は毎月満月の夜に開催されると言うフルムーン・パーティーに参加するためだった。

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世界中を20年以上放浪し続けている話(放浪記000)

vagabond

人生を旅に捧げた漢、Qリプトラベラー。
エホバの証人の貧しい母子家庭に育つも、全てに嫌気がさして、宗教、高校、日本社会から脱出して独自の道を歩み始める。
その唯一無二の生き様は、人々を魅了し、インスピレーションを与え続けている。
その全てを赤裸々に描き切った放浪記が今ここに!!!