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北アルプスの山小屋で働く話3(自叙伝444)

 

バイト部屋

 

山小屋について直ぐにバイト部屋をあてがわれた。

僕たちはカップルとして到着したが、カップルに対する優遇はなく、別々の部屋になった。

 

とりあえず一休みできることに感謝した。

体は完全に疲労の限界を超えていた。

休む以外には何もできない。

 

バイト部屋は二畳ほどの大きさの屋根裏部屋だ。

部屋の端っこでは直立できるが、真ん中は座るだけ、逆側は座ることすらできない。

 

かなり厳しい待遇だが、家賃を払う必要がないのはありがたい。

 

 

夕食

 

一休みしたところで、夕食の時間がやってきた。

 

山頂の小屋での食事なので、あまり期待してはいなかったが、思いのほかにしっかりとした食事が出てきたのは嬉しい驚きだった。

暖かいご飯に、出来立ての味噌汁、野菜と肉をふんだんに使ったおかずがあり、漬物類などもふんだんにあった。

さらには、お酒も飲み放題らしい。

 

横に座っていた人に聞いてみると、10時のおやつや3時のおやつもあり、食べ物に関しては文句が出ることは滅多にないという。

 

体を張って働くだけに、食べ物の待遇はしっかりとしているようだ。

 

 

年齢

 

夕食の場で皆に紹介された。

皆いい感じの若者ばかりだ。

 

一番年長なのは、一緒に山を登った34歳の支配人だった。

それ以外はほとんどが20代で埋められている。

若者が集まって共同生活するというのは、ワクワクさせるものがある。

 

全部で10人ほどが働いていた。

これから夏に向けて、徐々にバイトが増えていき、夏のピーク時には30人を超えるという。

 

今日の登山客は全部で15人ほどと、従業員の数とほとんど変わらないが、これが最大のピーク時には800人を超える人が登山にやってくるという。

想像の範疇を遥かに超えているが、そもそもそんな人数がこの山小屋に収まるということすら想像できない。

 

僕たちは小屋に着いたばかりだが、早速明日8時から働くことになる。

 

僕は朝8時という時間の早さに戸惑ったが、それでも遅い出勤らしい。

早い人は朝の4時半から行動を開始するらしい。

 

 
 
 

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