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ゴアの時の親友 前回のインドで、ゴアに滞在していた時に、3ヶ月ほどの間に毎日一緒に遊んでいたYさんがバシシトへとやって来た。 彼は日本で映画関係の仕事をしながら、次の年のゴアへ向
新しい友人 ゲストハウスに新しい二人組みの日本人がやってきた。 彼らは幼少時からの親友で、体育会系のノリ。 実際にそういった大学を卒業したらしい。 年長の一人は、頭が良く面倒見の
マナリ再び バスを乗り継いで戻ってきたマナリの街は雨に濡れていた。 快晴のレーから一週間も経たずに雨季のマナリへ戻ってきた事を少し後悔したが、それでも気分は晴れていた。 なんとな
ローカルバス レーからマナリへの帰途はローカルバスに乗って旅をした。 マナリからの往路は旅行者向けの長距離バスだったので、多少の快適さがあったが、ローカルバスはインドの現実を象徴
静かな日々 レーの街は美しく、静かで平和で落ち着いていた。 それはチベット仏教の価値観が市民に根付いているからかも知れないし、高い標高故の酸素不足で人々の活動能力が落ちていたから
レーの街 バスがレーの街へと近づくにつれて、ちらほらと農家や畑が見えてくる。 人工物が一切ない大自然の中から来ると、文明が目に入るのが新鮮に感じる。 そして、その文明はそれまでに
道崩れ 道路状況の悪化により滞っていた車の流れがゆっくりと動き始める。 渋滞の原因は落石によって塞がれた道路を迂回して進まなければならなかったのが原因だった。 道路が山の斜面では
砂漠高原の宿 バスの行程の1日目は夜まで走り、最後の食事休憩をしたところで宿泊することになった。 レストラン兼宿泊所は高原の砂漠道のど真ん中にあり、周囲には村はおろか人工物すら見
絶景 ラダックへ向かうバスは、順調に出発し、その大きな巨体を揺らしながら狭い山道を通り抜ける。 最初の難関は、マナリの街から2時間ほど北に向かったところにある峠だ。 結構な急斜面
雨季からの脱出 インドは夏の間はずっと雨季だ。 地方によって多少のズレがあるが、夏季に雨から逃れることは難しい。 ただし、インド最北部のレー・ラダック地方を除いての話だ。 &nb
色々な旅人 ここバシシトは知る人ぞ知る旅人の秘境なので、定期的に面白い旅人がやって来る。 当時の僕は全く英語が話せなかったので、日本人の旅人にしか出会わなかったが、それでも個性的
Cくん ゴアからの友人で、バシシトへやってきた友人の一人がCくんだ。 ゴアで一緒に遊んでいた友人たちは、皆が皆、漫画のキャラクターのように強烈に個性の強い人たちだが、Cくんはその
友人たち 僕がバシシトに到着してからは、幾人かのゴアの友人たちが集まってくる。 僕たちは別に、またマナリで会おうね、などと約束していた訳ではない。 ただ、ゴアでの日々が楽し過ぎて
バシシトの日々 ヒマラヤの温泉村バシシトの日々は、最高に調子が良かった。 同じ宿にはゴアで一緒に遊んでいた友人が三人いて、宿にいた他の日本人旅行者も、以前からの友人や、その友人の
Tちゃん 僕がバシシトについて程なく、Rさんと同じく、ゴアでずっと一緒に遊んでいたTちゃんがやって来た。 Rさんにしろ、Tちゃんにしろ数ヶ月の間、毎日一緒に遊んでいて、冒険と食生
Rさんの家 伝統的な土壁と石屋根の家の狭い木の扉からRさんが出てきた。 寝起きだったのかして、ぼーっとしている。 それでもお互いにハグを交わし再会を祝う。 お茶を淹れてくれるとい
課長 宿に戻ると友人のNさんが戻っていた。 久しぶりの再開を祝し熱いハグを交わす。 5ヶ月ほど前にゴアで別れて以降は、タイに寄ってインドビザを更新した後に、インドへ戻ってきたらし
日本人宿 僕は、出会ったばかりの風呂上がりの旅人Kくんの後を付いていく。 牛糞が散乱する石畳の細い山道を進んでいった先に、その宿はあった。 友人のNさんはどこかへ出かけていて居な
マナリ 狭苦しい夜行バスでの長旅は終わり、バスはマナリの停留所へ到着した。 直前まで雨が降っていたのかして、地面は濡れているが、空は晴れ渡っており、高山特有の清々しさがある。 街
夜行バス デリーには一晩だけ滞在して、二日目の晩に夜行バスでヒマラヤ山脈にある、今回の目的地であるマナリと言う避暑地へ向かうことにした。 マナリの街から少し離れたところにあるバシシトと言う村には温泉があり、
日本人宿 デリーの安宿街にはナブラン・ゲストハウスという宿があり、安く泊まれて日本人が多く集まるという話を聞いていた。 通りを練り歩き、宿の情報を求めて聞いて回る。 宿はパハール
値段交渉2 僕は、呆れ顔の演技を崩さず、提示された半額のさらに半額を要求する。 まだ、軽く立ち去ろうとする姿勢は崩さない。 それを見た運転手は仕事を失うよりはマシだと、彼の提示し
デリー 空港から降り立った瞬間、タクシーの客引きと押し売りと物乞いたちが集団で押し寄せてくる。 日本の穏やかな空気感から離れてたったの数時間で、僕は完全に異世界に飛び込んでいた。
出国 貯金が溜まった上で仕事を辞め、再び自由の身になる。 これから待っている冒険の事を思うと心が踊る。 家族や親戚や友人に再び旅へ出る事を報告し、挨拶を済ませる。
旅立ち ついに旅立ちの日が近づいて来た。 とび職の仕事は4ヶ月ほど続け、40万円の貯金をする事が出来た。 月々5万円を実家に入れながらの貯金だったが、見事に節約を続け、予定した通りの目標額を達